出産場所の決め方 | 産後ママの気持ちが楽になる寄り添う助産師

産後ママの気持ちが楽になる寄り添う助産師

産婦人科のクリニックで働きながら、新生児訪問などをしています。
本格的に出張助産師として活動できるように準備中です!

ある日のママとの会話です。



ママ 「前回は、帝王切開でした。

手術後、4日目まで赤ちゃんに会えず、病室で1人寂しい思いをしました。」




私 「それは、赤ちゃんの調子が悪かったのですか?

NICUとかに入院になったのですか?」と尋ねると




ママ 「いいえ。赤ちゃんは元気でした。病院の方針で赤ちゃんに会えず、おっぱいも張ってきてしまって。ミルクはスタッフさんがあげてくれてました。」




私 「おちちはどうしたのですか?」と尋ねると



ママ 「搾って捨ててと言われました。そのうち、母乳がでなくなりました。」




このお話を聞いて悲しくなってしまいました。




産まれてまもない頃に出る初乳は、赤ちゃんを病気から守る免疫物質が豊富に含まれていて、一滴でも赤ちゃんに飲んでもらいたいのに。





帝王切開後数日は、傷の痛みのため動くのが大変ですが、それでも、寝たまま、おちちを吸わせることは出来るし、やれる範囲で少しずつ育児をしていきます。





私  「大変でしたね。今回は、別の病院で出産されるのですね。」




ママ  「はい。今回は、母乳でやっていきたいのです。」






出産する病院を決めるとき、



どんなお産にしたいのか



母乳で育てたいのか



入院中をどう過ごしたいか




など、自分の希望に合った病院で出産できるといいですね!




助産師がいるか



母乳育児を推進している病院か




さらに、母乳外来がある病院だと安心です。





病院のホームページをみたり、直接、電話で問い合わせてもらってもいいと思います。






一生に何度もない出産という経験を少しでも後悔がなく、満足いくものにしたいですね。