「散る桜 残る桜も散る桜」をしみじみと。 | SAKIKOのブログ 幸せの土台作り〜言葉で心を整える〜

SAKIKOのブログ 幸せの土台作り〜言葉で心を整える〜

テレビ局に勤める、元アナウンサーのメンタルコーチ。幸せの土台作りをテーマに言葉、コミュニケーション、メンタル、日々感じたことを綴るブログです。ブレインメンタルコーチ、産業カウンセラー、イメージトレーニング、コミュニュケーション講師の資格を持つ。

桜はとっくに散って

青々とした葉が茂る季節です。


「散る桜 残る桜も散る桜」


今日は、

この言葉が浮かび、頭から離れませんでした。


良寛和尚の辞世の句と言われています。


会社での

人事異動があり、7月から新体制となって

いろいろな変化を感じたから

この言葉をふと思い出したのだと思います。


人事異動には

悲喜交々の人間模様があります。


また、会社の組織では

その人の肩書きで、関係性もかわり

取り巻く人も変わってきます。


今回、私は退職を前に最後の異動だったので

役職から外れました。

ホッとした気持ちとともに

ちょっと寂しい気持ちもあります。


そして、

肩書きによる

影響や関係性がなくなった状態に戻った感じですね。


以前、

アナウンサーの職を異動で変わった時、

いつかは異動もあると覚悟はしていたものの

実際に異動となると複雑な気持ちでした。


そんな時

元プロ野球選手の、

ある野球解説者の方が、


「散る桜、残る桜も散る桜」


とボソリと私に言われました。


その瞬間は「?」と

あまりピンとこなかったのですが、


プロ野球選手という職業を経験されたからこその言葉だったと、

あとあと心に響きました。


役職を離れ、

退職までの日にちがもう少しになった今


今日、この言葉がふと思い出されました。


生かされている日を大切に。


相手の複雑な気持ちを察してかける言葉。

その人の経験と、

深みを感じる瞬間ですね。