平和な昼下がり | 朱色の関係

朱色の関係

毒喰らわば皿まで。この不倫、どこまで行くのだろう?

今日は午後から殿が来ました。

一応「ただいま~」と言って私たちのところへ来ます。


子どもたちのお昼寝タイムに来ましたので、

「静かで平和だ・・・」とのこと。

殿によると「毎日殺伐としている。ここは静かで、

のんびりころころ過ごせして1日が終わる。

本当に平和でいいな~」と。


子ども2人わいのわいの言っていると、

「どこが平和だ!」といいたいところですが、

ま、そんなのでも殿の日常にしてみたら可愛いものでしょう。

ですから、「ここまで殺伐としていたら困るでしょ?

子どもがいるんだから、平和じゃなきゃ。

ここはそういう場所なんだから。」です。

私たちの存在が存在ですので、せめて部屋の中ぐらいは

ほんの少しの気休めですけど、

平和であってほしいものです。


子ども達は目が覚めると、大好きなぱっぱがいましたので、

それはそれはおおはしゃぎで、おやつタイムです。


突然、殿は”ちぃ”に言うのです。

「お母さんに”ありがとう”って言うんだよ。」と。そして

「お母さんが”ちぃ”を産んでくれたから、

ぱっぱと会えるんだよ。」と。

殿はときどき、子どもを産んだことに対して

「ありがとう」を言うのです。

私も殿に「子どもを持たせてくれてありがとう」と

返すのですが、今日は”ちぃ”を挟んでの

「ありがとう」でしたので、ちょっとびっくり。

そして、相変わらずそんなことを言ってくれる殿にも

感謝です。


今日は殿が子守りをしてくれる間に

晩御飯の用意ができましたし、

お風呂も子どもたちといっしょでしたので、

私はゆっくりお風呂に入れました。

私にしてみれば、こっちの方が平和を実感です。


夜は「仕事に行ってきます」と早めに本宅へ

帰って行きました。子ども達が嬉しくてなかなか

寝ないから、というのもあるのですが、

本宅へ上手く嘘を突き通すためにも、

今日は早く帰った方がよいみたいです。

殿曰く、本宅へ「出稼ぎに行って来る」ということらしいです。

子ども達は素直に「お仕事いってらっしゃい~」と見送ります。

事実を子ども達はいつまで知らずにいられるのでしょうか?


オトコとオンナという関係よりも、

仕事をする人&子育てをする人、な関係が強い平和な昼下がりでした。