月曜日の

しかも

こんな夜分に

 

あえて

重量級の課題と向き合う!

 

 

前回かなり脱線しましたが、ようやく時間を確保。

 

元のレールに乗っかって行きます。

 

 

勝手に

論理学コーナー!続編!
 

 

気づけば

1.2.3.4.5回目?
 

 

今回分から見てしまうと完全に意味不明に陥るので、

真理関数から順を追って解釈していく必要があります。

 

↓前回を見る

 

↓前回の続き

 

 

さて!

 

難しかった量化理論も少しずつ終盤に近付いて参りました。

 

 

「すべてのx について、x はFである。」

「あるx が存在して、x はFである。」

 

 

こんな表現をとって、真、偽の値を考慮することができます。

 

と、前回はここまで説明していました。

 

 

続けます。

 

 

上の表現は次のように表現されます。

 

∀x F(x)
∃x F(x)

 

この文の真、偽の値は、

ある議論領域の中のFという一つの集合を考え

 

議論領域の中の

”すべての”対象が集合”F”に属するとき、“∀x F(x)”が真

 

議論領域の対象のうち

”一つでも””F”に属するものがあると、“∃x F(x)”が真

 

となると解釈できます。

 


では

推論の構造を見ていきましょう。

 

一気に難しくなります・・・。

 

 

心の準備をお願いします。

 








 

それでは・・・!

 

推論の骨格になるものとして、

(真理関数に加え)4つの推論方法を説明していきます。

 

テキストにもしっかりと書いてありますね。

 

 

普遍汎化


「太郎は死ぬ」なら「すべての人間は死ぬ」

 

ということになり、

 

任意の個体aについて Faが成り立つならば、

 

「∀xFx 」

 

つまり、

 

「Faから∀xFx 」

 

を導くことができます。

 


普遍例化
 

 「すべての人間は死ぬ」なら、当然「太郎も死ぬ」し、「花子も死ぬ」

 

ということになり、

 

すべてのxついて成り立つならば、特定のaについて成り立ちます。

 

つまり、

 

「∀xFxからFa」

 

を導くことができます。



存在汎化


特定の人間である太郎が存在し、

 

「太郎が死ぬ」とするなら、「ある死ぬ人間が存在する」

 

となり

 

特定のaについて Faであるならば、∃xFx となります。

 

つまり、

 

「Faから∃xFx」

 

を導くことができます。

 


存在例化


 「ある死ぬ人間が存在する」なら、

その人間が不特定であっても、仮にその人を太郎と呼ぶならば、「太郎は死ぬ」

 

となり、

 

Fであるものが存在するならば、ある特定のaについて Faとなります。

 

つまり、

 

「∃xFxから Fa」

 

を導くことができます。
 

 

以上、

この4つの技を使いこなすことが出来れば

宿敵を倒すことが出来るのです。

 

 

もうここでわかった!倒せる!という方は

論理学コーナーとはここでお別れです。

 

いや!最後!クライマックスを見たいんだ!

という方はもうひと頑張りです!

 

 

 

それではまた!