やくざの社会学と言っても、残念ながら私はやくざではないし、身近なところにやくざがいるわけでもない。所詮は外から見て、こんなものかな、と想像する以上のものではない。
しかしながら、最近の自民党、公明党、そして政府組織のやることを見ているとやくざの社会とはこんなものなのだろうな、とかなりの核心を突く見識が得られるように思える。
「日本会議」という極右団体に属したり、関係を持つ議員が、今の政府の8割を占めているとの観測もあるくらい、今の日本はごろつきやくざ政府が政治を牛耳っている。
もっとも、アメリカは白人主義、国粋主義で凝り固まった大統領がいるし、ロシアはマフィアまがいの大統領、中国は皇帝と、およそ民主主義とは程遠い体制の国ばかりである。
しかし、たとえ北朝鮮であっても、民主主義、立憲主義、平和主義の国であることを願っている国民がいる。なすべきは争いや憎しみあうことではなく、民主主義、立憲主義、平和主義の国であることを願っている多くの国の国民と共に、日本国憲法前文に記されている精神を持って、平和な世界を創ることにある。
精神は武士でなければならない。
ごろつきヤクザは民主主義、立憲主義、平和主義とは程遠い存在である。人を幸せにすることも、楽しませることも、希望を与えることもできない。
武士の精神が世界を平和にできると思う。それが日本にはある。残念ながら今はごろつきヤクザの精神が蔓延しているが、そろそろ皆、気が付き始めている。
まずは、社会で起きているごろつきヤクザの所作を分析解析してみよう。
ごろつきヤクザは平和が嫌い(ヤクザ組織の団結と存続策)
ヤクザ組織は敵を作ることによって、組織の団結強化と存続を図る。
敵を作ることで味方の意識を高め、ウチとソトを明確に区別することで、ソトからの攻撃的な圧力に対して、より攻撃的な意識を持つこと、行動することによって、ウチなる組織の団結を高め、組織を存続させようとする。
すべてが平和的な関係になってしまったら、やくざ組織は崩壊してしまう。だから、ゴリラのように肩を怒らし、他を威圧して排他的な、暴力的な態度、行動をとる。ヤクザは決して平和な関係は作らない。
トランプは北朝鮮の蛮行を止めさせるために戦争状態を終結させ、平和条約を結ぶことは絶対にしない。一見、平和のために行動しているかのように見えるが、平和な世界ができてしまったら、軍事産業は用がなくなってしまうし、国の意識も低下してしまう。トランプは平和を望んでいない。
白人主義もウチ、ソトの意識、メキシコ国境の壁もウチ、ソトの意識。これを強く意識させることがトランプの狙い。
ヤクザ社会は、親分とほんの一部の取り巻き連中のためだけに存在する。
ウチとソトとの意識を植え付け、ソトからの攻撃的な圧力を強く意識させることによって、自分を守ってくれるのはこの組織しかない、と信じ込ませる。そうなれば、あとはどのように使おうと、組織を守るためと信じて、自ら人殺しでも何でもするようになる。
組織を恐怖と暴力で支配して、人間的な意識も良心も破壊してしまう。
相手の基本的人権を尊重していたら人殺しは出来ない。基本的人権も自由もやくざ社会には有り得ない。民主主義、民主的立憲主義、平和主義などもヤクザ社会には有り得ないもの。そんな考えを、恐怖と暴力で破壊し尽くすのがヤクザ社会のチンピラ操作術。
ヘイトはチンピラやくざのお仕事(ソトへの攻撃は団結の元)
ごろつきヤクザにとっては、自分の属する組織以外のものは全てが敵となる。
敵に対しては最大の攻撃を行う。意見の違いや国民性の違いなどは絶好の攻撃材料。蔑み、異なることを許さず、どんなことにもいちゃもんをつけ、全てを否定する。それがごろつきヤクザが組織を守り、組織を存続させるために行う行為である。
ヘイトは、違いを受け止めたのでは崩壊するしかないヤクザ組織に属する、人間の良心を破壊されたごろつきヤクザの典型的行動である。
*いじめ
子供は生きる世界が狭い。その中で違和感を覚える存在を、群れに生きる本能的な恐怖から無意識に排除する。
違和感を覚える対象となるものは、大人になれば、その人の個性や魅力と呼ばれるものなのだが、子供にとっては自分と違うと感じる部分が、どうしても怖いために排除の行動を起こしてしまう。
子供は、精神が未発達なために、自分と異なるものを受け入れたり、異なる考え方を理解することができないのである。
ごろつきヤクザ集団も、組織(集団)に対する強い守り意識と精神の未熟さが合わさって、ヘイト行動やイジメ行為を起こす。
ヘイトは、精神が未発達なままで大人になってしまっている状態で、一種の精神病、きちがい行動であるが、狂っているだけに、自分は正しいと思い込んでいるぶん始末が悪い。
忖度はヤクザの常識
親分の命令を、そのまま親分から命令されました、と言ってしまったら、親分が有罪になってしまう。たとえ親分の命令でも、自分の一存でやりました、と言うのがごろつきヤクザ。忖度はやくざ社会の鉄則。チンピラやくざが何人捕まっても、親分は捕まらない。
ヤクザ社会に記録は一切ない(悪の社会は闇に紛れる)
ごろつきヤクザは悪いことをするのが仕事。
だから悪いことをした事実は記録に残さず、万が一残っていたとしてもしらを切り通し、証拠の書き換え、隠蔽隠滅は当たり前。
(悪党共がやることはすべて悪事、その悪事の記録を残す訳がない、そうですと言う訳がない。)
これが現政権の記録抹消、隠蔽隠匿の体質となっている。
ゴミは掃除して、きれいにしておかないと。
政治も同じ。放っておけばどんどん悪くなる。