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日本酒とスイーツの美味しいペアリング

日本酒とスイーツのペアリングを研究しているブログです。ペアリングのポイントもご紹介しています。

日本酒講師の清水流美がご紹介します。

このブログは、日本酒×スイーツ ペアリング研究サイトです。

 

今回日本酒とペアリングするのは、

 

チョコビスケット

 

甘くて油分が多いチョコは

日本酒とペアリングするのが難しいとずっと思っていましたが、

日本酒ペアリングの新定番となる、チョコビスケットと相性がいい日本酒を見つけることができました!

 

日本酒ペアリングの新定番!チョコビスケットと意外な相性

 

日本酒ペアリングの新定番となる、チョコビスケットと相性がいい日本酒とは、

日本酒は栃木の蔵元・惣誉(そうほまれ)の特別純米酒です。


焼き菓子の香ばしさと、日本酒の熟成香が重なり合い、

驚くほど“香りのハーモニー”が生まれました。

 

この記事では、チョコビスケットと惣誉(そうほまれ)の特別純米酒のペアリングが成功した理由を、

チョコビスケットと日本酒の両方を解析することで、明らかにしていきたいと思います。

 

 

 

 

チョコビスケットの特徴

日本酒ペアリングの新定番!チョコビスケットと意外な相性

 

今回日本酒とペアリングしたのは

ファミリーマートの

「なめらかなチョコを味わうチョコビスケット」。


名前の通り、

口当たりの良いチョコレートと

サクッと香ばしいビスケットが一体となった一品。

 

チョコは濃厚すぎず、

小麦の皮の部分が少し入っているのか、

ビスケット部分に全粒粉を思わせる

強めの穀物感と香ばしさが感じられます。


洋菓子でありながらどこか、

なつかしさを感じます。

意識しないと延々食べ続けてしまう、

やばいお菓子ですね。

 

 

チョコビスケットの味わいまとめ(★5つ評価)

どんな味わいがあるか、ざっくり★マークでまとめてみました

  • 塩味:★(ほんのりあるが主張は弱い)

  • 甘味:★★★(チョコとしては中庸。重すぎず甘さ控えめ)

  • 酸味:なし(チョコもビスケットも酸味要素なし)

  • 旨味:★★(チョコと穀物のコクでほんのり感じる)

  • 苦味:★★(ビスケットの香ばしさ+チョコの軽いビター感)

 

 

日本酒とチョコビスケット、ペアリングのポイント

 

日本酒ペアリングの新定番!チョコビスケットと意外な相性

 

日本酒とチョコビスケットのペアリングのポイントは、

ビスケットの「香ばしさ」チョコの「油分」

 

 

ビスケットの香ばしさに、

同じく熟成酒が持つ“米由来の香ばしさ”を重ねることで

一体感を生み、香りを膨らませたいですね。


一方でチョコの油分を流すのに、

酸・アルコールが有効。


油脂をすっと流してくれる心地よさが生まれます。

 

 

チョコビスケットとペアリングする日本酒

そこで、チョコビスケットとペアリングする日本酒に選んだのが

惣誉(そうほまれ) 生もと 特別純米酒

 

日本酒ペアリングの新定番!チョコビスケットと意外な相性

 

日本酒ペアリングの新定番!チョコビスケットと意外な相性

 

 

 

 

惣誉は、伝統的な生もと造りにこだわる栃木の蔵元。


この「特別純米」は、

兵庫県特A地区産の山田錦を使い、

落ち着いた香りと

密に詰まった米の旨みが魅力です。

 

1年か2年ほど熟成しているのか、

醤油せんべいのような、

チョコのような、

コーヒーのような、

それらがミックスされたような香ばしさと

やさしい酸がふわっと広がります。

 

 

チョコビスケットと日本酒、ペアリング結果

日本酒ペアリングの新定番!チョコビスケットと意外な相性

 

さぁいよいよ、

日本酒とチョコビスケットのペアリング、実食です!

 

常温だと酸が少し強く感じたので、

このお酒とお猪口に入れて手の熱で少し温めました。

 

ほんの少しのことですが、

温めることで甘味がふくらみ酸がやわらかくなります。

 

 

チョコの香ばしさやビスケットの穀物感が

口の中から消えそうなタイミングで

日本酒を少し流し込むと、

 

熟成日本酒が持っている穀物感や香ばしさが加わり

口の中で香りがふくらみます。

 

これは良い調和!

 

辛口の日本酒なので甘味が追加されることがなく、

重くなりすぎないのもいいところ。

そしてチョコの脂分を

日本酒のアルコールと酸がすっと流してくれ、

余韻が心地よく引いていきます。

 

まさかまさかの、チョコビスケットと日本酒のナイスペアリングです!

 

 

よくネットの日本酒ペアリングの記事などで

「繊細なチョコには、繊細な吟醸酒が合う」

と書かれているのを見ます。

それは一理あるものの、

実はめちゃくちゃ難しい組み合わせです。

吟醸酒が持つ「酸」は「鋭い(明るい)酸」であることが多く、

実はチョコと合わせるのが難しいのです。

 

 

うまくピッタリ合えば、

柑橘(特にオレンジ)の皮を砂糖漬けにしてチョコレートでコーティングした「オランジット」を

イメージさせるペアリングができるのですが、

うーーん、難しいと思います。

 

 

チョコには熟成酒をもってくるほうが成功率が高いと、私は思っています。

 

 

まとめ

まさかチョコビスケットに日本酒???

って思いますよね、普通は。

 

今回、ファミマのチョコビスケットがたまたまあって、

惣誉の生もと特別純米酒がたまたまあって、

お互いを分析してみたら

「あれ?ペアリングいけるんじゃない?」と感じ、

やってみたら、ナイスなペアリングでした。

 

意外なきっかけから

「日本酒ペアリングの新定番!チョコビスケットと意外な相性」の誕生です!

 

特に私は、

ビスケットの穀物感が

日本酒の穀物感と

あわさって増幅される感じが好みです。

 

惣誉 生もと 特別純米酒は、

全国にたくさん流通しているお酒ではないので、

他の日本酒でチョコビスケットとのペアリングをやってみたい方は

次の条件で日本酒を選ぶといいと思います。

 

  • 熟成による穀物感と香ばしさがある
  • チョコビスケットの1粒が小さいため、アルコール度数は高すぎないほうがいい
  • 酸が強すぎない
  • ラベルからは分かりにくいときは、お店の方に聞いてくださいね。

 

 

 

 
この記事を書いているのは、
日本酒とスイーツペアリングの研究家、清水流美です。
 
日本酒×スイーツのペアリング研究家 清水流美
 
2025年に突然日本酒とスイーツのペアリングにはまりました。
 
日本酒がユネスコ無形文化遺産に登録され、世界中から関心を浴びる存在になってきました。
これからどんどん輸出も増え、「世界の食卓に日本酒があたりまえにある」ことが現実化していくはずです。
そんなとき、必ず「日本酒とスイーツのペアリング」も着目されるに決まっています。
その日に備えて、日本酒とスイーツのペアリング黄金ルールを、ひとつひとつ作っていっています。
 
本文にも書いたように、
ネットでよく見る「よいとされる組み合わせ」は、
「ちょっとまとめすぎじゃない?」とか
「注意事項が足りてないんじゃない?」と思うことがあります。
 
「繊細なチョコには、繊細な吟醸酒が合う」なんてその代表格で、
「吟醸酒」と一言で言うのも大雑把すぎるし、
吟醸酒が持つ酸に対する注意が足りてないなぁと思うのです。
 
もちろん、発信する側としては、ある程度端折ったりしないとまとまらないという一面があるのは理解していますが。
 
このブログでは、私の「体験」をもとに、
ひとつひとつのスイーツに対して、黄金なペアリングとその理由をご紹介していきます。
 
 
 
2017年~2020年
日本酒バー経営
 
2019年
日本ソムリエ協会酒ディプロマ(J.S.A SAKE DIPLOMA)取得
 
2020年~
酒ディプロマ受験生の指導
 
2024年~
日本ソムリエ協会SAKE検定講師
 
2024年~
飲食店に対して日本酒でお客さまを幸せにし売上を上げるコンサルティング