越乃寒梅
以前、蔵元が新聞広告に出された記事です。
「越乃寒梅」蔵元の思いが伝わる内容です。
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極(キワ)めるということ。
頑(カタクナ)なであるということ。
「越乃寒梅」であり続けること。
私たちの蔵は、新潟市の郊外の郊外、
阿賀野川の豊かな伏流水に恵まれた
北山という静かな里にあります。
創業は、明治四十年。
この蔵で生まれた「越乃寒梅」は
”端麗辛口でありながら、水のように切れのよい味”
という日本酒本来の味を昔から追い求め、
精進してまいりました。
幸いにして、今日皆さまがたより
ご愛顧いただき感謝しております。
さて、この度「越乃寒梅」の類似品が出回り、
また一部には、適正価格にて販売されていない
状況を私たちはとても憂慮し、残念に思うのです。
確かに、生産量を増やせばというという声が聞こえます。
しかし、私たちの蔵をもっとこだわり続ける
「造り手が、目の届く範囲で仕上げる」という
創業当初からのこの精神とともに、
これからも皆さまの気持ちに
こたえてまいりたいと思います。
私たちにできること。それは、
「越乃寒梅」の味に頑であり続けること、なのですから。