■銘醸蔵の【幻の酒米の酒】 | ■日本酒と料理の相性を愉しむ…■

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●季節ごとの日本酒とお酒のアテとの相性を愉しむ【お酒の歳時記】です… ●

【田酒 純米大吟醸 古城乃錦

■【利き酒師世界一】のひとり言■ このお酒のデータは…
蔵元
 西田酒造店(青森県,青森市)

特定名称 純米大吟醸酒

原料米 青森県産「古城錦」 (精米歩合45%)

酸度 1.4 アミノ酸度 ?

日本酒度 +2

アルコール度 16.5%

酒造年度 H19BY
復活の酒米【古城錦】で

仕込んだお酒

 11月から勤務先のお店でも、各種の鍋料理を本格的にスタートさせましたが、それと共にお客様からの日本酒のオーダーもだいぶ増えてきました。


 いつも「田酒」を「正規価格」で個人的に購入させてもらっている、WEBサイト上の某SAKE SHOPからのメルマガを見ていて、見慣れない名前のお酒を見つけたので、早速取り寄せてみることとしました

 その名も【田酒 純米大吟醸 古城乃錦】です。


 このお酒は、「田酒」で知られる青森の西田酒造店が、1968年に誕生した青森初の酒造好適米の、「古城錦」を復活させて仕込んだ純米大吟醸酒で、本来は地元青森での限定販売品となっています。


 香りは、「マスクメロン」を想わせるほのかに華やかな果実の香りに、後から「かぶらの様な穏やかさを感じさせるミネラルの香りが加わって、全体としては「上品で柔らかな吟醸香」という印象を受けます。


 口に含むと、まずは上品で控えめな甘味とシャープな酸,そして穏やかな旨味が口に広がり、味の余韻は比較的短く、キレの良い後口が感じられます。

 コクやボリューム感は控えめで、全体的には「しっとりとした飲み口で滑らかで調和の取れた味わい」のお酒でした。
■【利き酒師世界一】のひとり言■
 今回は比較的淡麗な酒質を意識しながら、季節の味覚二品と合わせてみましたが、

まず一つ目は、【真鱈の白子】です。


 「真鱈の白子」独特の、ねっとりとしたコクのある味わいが、、「古城乃錦」と合わせることにより、口の中でキレイに流れてゆき、それと同時にお酒の味わいの方も、不思議と透明感を増してゆきます。


 ちょっと変わった感覚の相性ですが、純米大吟醸酒を食中酒として愉しむのにはある意味では最適の組合せかもしれません。■【利き酒師世界一】のひとり言■

そして二つ目は、あん肝ポン酢】です。 


 こちらもかなり濃厚な味わいの「酒の肴」ですが、「古城乃錦」の飾らない味わいに包まれて、口の中で上品な味わいへと変化し、「もみじおろし」の辛さや「ポン酢」の酸味とも調和してくれました。
 
 ところで、この「古城乃錦」には一応頭に「田酒」という名前が付いていますが、このお酒を「田酒」の純米大吟醸のイメージで呑むと、チョット異なる個性を感じる人もいるかもしれません。


 どちらかと言うと、西田酒造店が昔の酒米を復活させて造った、「古城乃錦」という別の個性と名前を持ったお酒として、じっくりと愉しんだ方がいいのかもしれませんね。