【小鼓 大吟醸生酒 金賞受賞酒】
このお酒のデータは…
●蔵元
西山酒造場
(兵庫県・丹波市)
●特定名称
大吟醸 生酒
●使用米
「但馬強力」(精米歩合45%)
※山田錦ではありません!
●酸度 1.0 ●アミノ酸度 0.95
●日本酒度 +6
●アルコール度 17.5%
今宵の一本は、採算度外視のお酒?!
【金賞受賞酒】です。
もう7月も終わろうとしているのに、関東地方では未だに「梅雨明け宣言」もされず、中途半端な夏気分となっていますが、この時期WEBサイト上のSAKE SHOPからは、次々と「金賞受賞酒」入荷のお知らせが、メールマガジンで送られてきています。
そもそも「金賞受賞酒」とは何かというと、毎年5月頃に国の機関が主催して行われる、全国規模の日本酒のコンテストである「全国新酒鑑評会」において、金賞を受賞したお酒のことで、各蔵元から鑑評会に出品されるお酒は、蔵の技の粋を集め採算を度外視して造られる極上のお酒で、ある意味ではお酒の芸術品?!であるとも言われています。
その中でも金賞を受賞したお酒は、昔は市場にはほとんど出回らない、いわば「蔵元秘蔵のお酒」でありましたが、現在では一般の人でも手に入るようになっており、その中から以前に約2年間程住んでいたことのある、兵庫県の西山酒造場から出ている、「小鼓 大吟醸生酒 金賞受賞酒」を、取り寄せて呑んでみることとしました。
気になる価格は四合瓶(720ml)で6千円と、決して安いとは言えないのですが、クール便で届けられたお酒は、中に断熱材の入った立派な木箱に収められていてビジュアル的に高級感を漂わせており、いやが上にも期待感が高まります。
すぐに呑みたくなるのをぐっと我慢し、我が家の日本酒貯蔵庫で、宅急便で揺られたお酒を丸2日間落ち着かせた後で、じっくりと味わってみることとしました。
その香りは「程よく華やか,そしてほのかに甘やかな香り」で、味わいは滑らかでキレイな飲み口でありながら、後口にはしっかりと存在感があり、いわば「エレガントな中に力強さを秘めた味わい」でした。
言い換えると、「お米の旨味が活かされた大吟醸」という印象を受けました。
今回は採算度外視の「金賞受賞酒」に負けないように、合わせる酒の肴も「北海道利尻産生うに」「めばちマグロの大トロ」「島根境港直送かに味噌」そして「からすみ」と、予算度外視のラインナップをずらりと揃えてみましが、「小鼓」の上品でありなが存在感のある味わいが、それぞれの肴の個性的な持ち味を包み込んで溶け合い、心地よいひと時を過ごすことができました。
余談となりますが、実はこの全国新酒鑑評会に対しては、「吟醸酒以外のお酒が評価されていない」「所詮は審査員の個人的な好みで決められている」etc.の批判的な意見も多くあるのですが、一般の消費者が、星の数ほどある日本酒の銘柄の中から、自分にとっての「旨い酒」を探してゆく上において、金賞受賞酒というのは、有効な情報源の一つにはなるのかなと思っています。
ちなみに、平成17酒造年度の出品酒の総数は981で、その内金賞を受賞したものは252(約1/4)ですが、皆さんはこの数を多いと思いますか?それとも少ないと思いますか??。
