先週の音故知新です
69
「The Sound of Music」(’95)
Carl Craigの別名義。
リリースはテクノの名門R&Sからですが、内容は自身が設立したPlanet Eから’91以降リリースしたシングルを集めたもの。
寄せ集めのせいもあってか、表情の違うデトロイト系テクノが並びます。
・69 / Jam the Box
Technotronic
「Pump up the Hits」(’99)
‘87結成のJo BogaertとYa Kid Kのベルギーのユニットのベスト盤。
シングル「Pump up the Jam」(’91)がいきなり英2位, 米2位の大ヒット。
「Get up ! (Before the Night is over)」(英2位, 米7位)、「This Beat is Technotronic」(英14位)と立て続けにヒットを飛ばし、1stアルバムも英2位, 米10位とヒットするものの、「Rockin' over the Beat」(英9位, 米95位)と’90後半には既に失速気味。
私の好きな「Turn it up」(’90)は英45位と大失速で、以降はほぼ浮上不能だったようです。
実際に当時は初期のシングルはチャート番組や各種コンピ盤でも嫌というほど聴けましたが、その後はほとんど聴きませんでした。
’91の2ndアルバム「Body to Body」までは一応聴いてましたが、’95の3rdが最後なのですね。
・Technotronic / Pump up the Jam
私の好きな(世間的にはとどめを刺された?)「Turn it up」はこの盤では変なミックスがかかってるのでシングル・バージョンを。
「こんなの好きなお前が変だ」, 「そりゃ売れないよ」というツッコミは無しで
・Technotronic / Turn it up
Rod Stewart
「Camouflage」(’84)
Rodの13枚目のアルバム。(英8位, 米18位)
ギターでJeff Beckも数曲に参加し、The Jeff Beck Group以来の共演だったとのこと。
「Infatuation」, Freeのカバー「All right now」, The Persuadersのカバー「Some Guys have All the Luck」のシングルを聴いて、「エレポ! アルバム聴きたい!」と常々思ってはいたものの、10年後ぐらいにやっとワゴンセールで見つけて中古CD購入した盤。
エレポッパーから言わせると全体的にはそれほどエレポではないも、古くからのファンからはやはり毛嫌いされるアレンジだったのだろうなと思われます。
・Rod Stewart / Infatuation
Karl Baltos
「Communication」(’03)
90年にKraftwerkを辞めたKarl Baltosの個人名義での1st。
Electric Music名義の’98の2ndがなぜ?なギターポップになってひんしゅくだった?のを反省したのか、こちらはKraftwerk感も漂うエレポップ。
理由があって袂を分かっても元は同じKraftwerk…、「餃子の王将」と「大阪王将」みたいなもんでしょう。
こっちはテクノ界の「大阪王将」。
・Karl Bartos / Electronic Apeman
今回のお気に入りは
Third Coast Percussion
「Perspectives」(’22)
‘05結成の米のパーカッションの奏者4人組。
Philip Glass, Danny Elfman(だれ?と思ったので調べたら元Oingo Boingoの人でした), Planet MuからリリースしているJlinの曲を、一部を除いてほぼほぼ全編を打楽器で演奏しています。
以前からJohn CageやSteve Reichの曲を演ったりしており、「Third Coast Percussion / Steve Reich」(’16)ではグラミー賞も受賞しています。
・Third Coast Percussion / Derivative
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