知人から「最近どんなの聴いてる?」と問われ、その返答と自身の記録を兼ねて書いている「音故知新」です。
通勤の往復にカーステで聴いているもので、ブログタイトルにはそのうちのオススメのもの、記事の最後には特にお気に入りのアーティストを挙げています。
年末年始の音故知新です
土屋昌巳
「Rice Music」(’82)
この1stソロ・アルバムのリリース直後に、率いる一風堂が「すみれSeptember Love」でブレイクし、Japanの最後のツアーにもギタリストとして参加、’85にはDuran Duranの分派ユニットArcadiaにも参加するなど大活躍だった土屋昌巳。
Mick Karn, Steve Jansen, エンジニアでSteve NyeのJapan勢に、コンピューター・プログラムは松武さんだし、坂本教授も1曲だけ参加で、豪華な人脈動員の多国籍ニューウェーブ。
今回久々に聴くと「ギターがBill Nelsonっぽい?」と思ったら、Bill Nelsonも参加してましたね。
Mickがベースを弾いてるから?Japanっぽく聴こえる曲もあります。
沖縄調の曲にMickの変態ベースが絡むのは面白い。
・土屋昌巳 / Haina-Haila
Black Box
「Dreamland」(’90)
80年代後半~90年代初頭にかけてヒットを連発していたしたイタロ・ハウスのBlack Box。
’89の「Ride on Time」が英で1位となりブレイクのきっかけになりましたが、Loleatta Hollowayの「Love Sensation」を無許可でサンプリングしていたため訴えられています。
Earth, Wind & Fireの「Fantasy」のカバーもあり。
トップ20に入るシングル・ヒットを連発していた割に、このアルバムは英14位, 米56位とそんなにはヒットしてないんですね。
・Black Box / Ride on Time
Various Artists
「Electric Psychedelic Sitar Headswirlers vol.1」(’98)
インド色が強い曲も数曲はありますが、基本シタールを使ったサイケデリックなロックの怪しげなコンピ。
21アーティストの全21曲ですが、有名どころなんて入ってない。(多分)
こんなのが熊本の田舎の中古屋に安く転がってるのが不思議で安物買いの面白いところ。
今回調べるとvol.10まで出ている模様で、意外に評価が高いのか?
安く見つけたら買ってもいいかも。
↓の曲なんかQueen + The Beatles感もあり節操無し
・The Pretty Things / Bracelets
Boom Boom Satellites
「Joyride」(’97)
ベースの中野雅之とボーカル, ギターの川島道行の2人で、’90結成のBoom Boom Satellites。
ベルギーの名門テクノ・レーベルR&Sからもリリースされた、デビュー盤の6曲入りミニアルバム。
Boom Boom Satellitesの命名は、80sのいろものエレポのSigue Sigue Sputnikの2ndアルバム「Dress for Excess」(’88)収録曲から。
デジタル・ロック~ビッグ・ビートですが、かなりロック寄りで骨太な音。
日本から世界へ自信を持って発信できる数少ないバンドでしたが、残念ながら川島氏が’16に逝去されています。
・Boom Boom Satellites / Bike Ride to the Moon
今回のお気に入りは
Martin Denny
「The Exotic Sounds: The Very Best of Martin Denny」(’88)
アメリカのピアニストであるMartin Dennyですが、エキゾチック・サウンドのアーティストとして有名ですね。
これは国内企画のベスト盤。
ポリネシア, ミクロネシア系の雰囲気, アマゾンのジャングルなど世界中のエスニックな要素が混在しますが、あくまで~風でバッタもの感漂う(いい意味で)、エキゾチックでモンドなラウンジ・ミュージック。
東洋は中華と日本が混在してる感があります。
YMOのカバーでお馴染みの「Fire Cracker」も当然入ってますし、星野源がやってたバンド名の由来になった「サケロック」にも「Firecracker」類似のメロが出て来ます。
・Martin Denny / Quiet Village (Original version)
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