先週の音故知新です
Neil Young
「Trans」(’82)
あのNeil Youngがエレポ化
Crosby, Stills, Nash & YoungやBuffalo Springfieldの元メンバーで、フォーク, フォーク・ロックの大御所ですから説明は要らないであろうNeil Young。
全曲エレポ化ならまだしも、普通の曲(それまでの芸風?)と、Neil Youngのボーカルまでボコーダーでロボ声化したエレポップが混在しているために、余計に違和感増量の珍妙な雰囲気に。
オールド・ファンからは邪道扱い, 非難轟々であったであろう、時代が生んだ奇盤, 珍盤。
こんな盤があるとは知ってて、のちにアナログ盤を安物買い(¥100)してmp3化したので、リリース当時の実際の評判は知らない。
・Neil Young / Computer Age
DJ Hell
「Munich Machine」(’98)
レーベルInternational Deejay Gigoloの総裁であるDJ Hellの2ndアルバム。
Barry Manilow「Copacabana」(’78)のカバー、Mute社長Daniel MillerのThe Normalの名曲「Warm Leatherette」のエレクトロでミニマルなカバーまで収録のエレクトロ, テクノな盤。
国内盤タイトルは「華麗なる賭け」で、3曲ボーナス曲追加です。
国内盤ボーナスの名門テクノ・レーベルR&Sからのデビュー・シングル「My Definition of House Music」(’92)も、David Byrneのサンプリングのアシッドなシカゴ・ハウスで印象的。
・DJ Hell / Copa
Vince Watson
「Another Moment in Time」(’23)
グラスゴーの王立芸術音楽アカデミーでピアノを修めた、スコットランドのVince Watson。
デトロイト系のテクノ~ハウスの作風で20年以上活動するベテランDJ, プロデューサー。
「Moments in Time」(’02)の続編と言う触れ込み。
耳障りの良い、聴きやすい、心地良いインストのテクノ寄りのハウス。
・Vince Watson / Another Moment in Time
Electronic
「Electronic」(’91)
New OrderのBernard Sumnerと元The SmithのJohnny Marrのユニット。
先行シングルの「Getting away with it」(’89)含め数曲にPet Shop Boysの2人が参加、ドラムは数曲で元ABC★★★, YMO散開コンサートのDavid Palmerが叩いています。
が、よりによって私の所有するUK盤には「Getting~」は収録されていません。
Pet Shop BoysのNeil Tennantが参加の曲は、まああの特徴的な声で完全にPet Shop色に。
バー兄が歌ってるし全体的にNew Order感は存分に味わえる、Johnny Marrはいるの?って感じの英2位の盤。
3枚アルバムを出していますが、上記テイストのこの盤が一番好き。
イントロも曲も好きなのに、当時求人情報的?なテレビCM(熊本のみの地方CM?)でイントロが使用されていたので、個人的には印象強すぎてそのイメージしかない「Tighten up」↓
・Electronic / Tighten up
今回のお気に入りは
Isotope 217°
「The Unstable Molecule」(’97)
メンバーのJeff Parker, Dan Bitney, John Herndonは、TortoiseやChicago Underground~ (Trio, Quartetなど)などのメンバー。
Thrill Jockeyからリリースの1st。
ジャズ, ダブ, ファンクでエレクトロニック, アブストラクト, エクスペリメンタルなフューチャー・ジャズ。
・Isotope 217° / Beneath the Undertow
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