先週の音故知新です
Kim Wilde
「Teases & Dares」(’84)
プロデュース, 作曲演奏などでRicky Wilde, Marty Wildeの親兄弟のバックアップが続く4tnアルバム。
Kim Wildeも初期はエレポ扱いされたりしてますが、1stシングルになった「The Second Time」などかなりエレポ度高し。
これ聴いた時は、かっこいい!!と思ったのですがそれほどヒットしてなく、世間的な評価は3rdシングル「Rage to Love」の方が高いようです。
「Bladerunner」という曲もあり、実際に映画の音声が使用されていますが、アルバム発売の’84頃にはまだ映画「Bladerunner」('82)の評価も高くない時期ではなかったでしょうか。
将来の高評価を先取りしてましたね。
Kim Wildeは今はガーデニングの本出したりするオバちゃんになってるようです。
英出身知人が「昔、Kim Wildeのポスターを部屋に貼ってた」と言ってました。
日本で言うなら、松田聖子とか中森明菜的な扱いだったのでしょうか?
・Kim Wilde / The Second Time
Archie Shepp
「Yasmina, a Black Woman」(’69)
サックス奏者Archie Shepp。
3曲収録で、特にタイトル曲の「Yasmina」は、Art Ensemble of Chicagoなど多勢共演によるトライバルな長尺のインプロ。
強烈な印象の「Yasmina」以外はなぜか打って変わって普通。
「Yasmina」路線で通して欲しかった。
・Archie Shepp / Yasmina
Dream Warriors
「and Now The Legacy begins」(’91)
カナダのKing LouとCapital Qの2人組によるデビュー盤。
Quincy Jones「Soul Bossa Nova」をサンプリングした「My Definition of a Boombastic Jazz Style」が大ヒットし、他にもCount Basieの「Hang on Sloopy」をサンプリングした「Wash your Face in my Sink」など、全体的にジャズ要素が強い(一部レゲエ)聴きやすいジャズ・ヒップホップ。
・Dream Warriors / My Definition of a Boombastic Jazz Style
Data
「Opera Electronica」(’81)
以前に3rd「Elegant Machinery」(’85)を御紹介しましたが、今回のデビュー盤はまだ外連味?も多少あり、Mの後釜を狙ったかのような印象もあるエレポ。
女性ボーカルが絡むと、Heaven 17とに分裂後のThe Human Leagueのスタイルっぽくもあるも、Dataの方が少しだけ先?
・Data / Fallout
今回のお気に入りは
Bomb the Bass
「Into the Dragon」(’88)
Mute傘下のRhythm Kingからのリリースの1st。
ヒップホップをクラブ系音楽に昇華、Burt Bacharachが書きDionne WarwickやAretha Franklinが歌った「Say a Little Prayer」のカバーなど聴かせるクラブ系の曲まで。
全編カッコ良く、この頃のTim Simenon絶好調。
その後の、Timの音作りは、Depeche Mode「Ultra」(’97)のプロデュース仕事でも分かるようにより重厚に。
Bomb the Bassは初期の音が好き。
・Bomb the Bass / Beat Dis
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