先週の音故知新です
Herbie Hancock
「Possibilities」(’05)
Santana, Steviee Wonder, Christina Aguilera, Paul Simon, Annie Lennox, Stingなどなど様々な歌い手やゲストを迎えての、バラエティーに富んだ作風のクロスオーバーな作品。
他人曲が多く、ジャズ!とは言えないような多様な表情の曲の集まりですが、通して聴くと統一性を感じるのもHerbieのプロデュースなどの手腕によるものか。
Herbieは裏方に徹している感が。
・Herbie Hancock featuring John Mayer / Stitched up
難波弘之
「飛行船の上のシンセサイザー弾き」(’82)
本人作の同名SF短編集のイメージ・アルバム。
買った当時、結構な割合でボーカルが入ってるので予想を裏切られた覚えが。
少しプログレ入ったフュージョン。(一曲はそこそこテクノ)
昨年も山下達郎のツアーに参加してましたね。
なんか体格いい青い服着た髪の長いおばちゃんが鍵盤弾いてるなと思ってたら、メンバー紹介で難波弘之と判明…
・難波弘之 / 空中の音楽
Telefon Tel Aviv
「Fahrenheit Fair Enough」(’01)
ボーカル, 生楽器を心地良い割合で調和させることのできる、シカゴを拠点とする2人組のエレクトロニカユニットTelefon Tel Aviv。
1stですが、独自の繊細で叙情的な世界観が確立しています。
残念ながら、メンバーのCharlie Cooperが’09にアルコールとドラッグ併用過剰摂取により31歳で逝去され、現在はJoshua Eustisが1人で活動しているようです。
・Telefon Tel Aviv / Fahrenheit fair enough
Ceephax Acid Crew
「Baddow Moods」(’22)
Andy Jenkinson、と聞いてピンとくるか? Tom Jenkinson(Squarepusher)の実弟。
普段はJenkinsonファミリーらしく?もっとアシッド気味なテクノをやっていたように思うのですが、今回は奇をてらわず、「とにかくシンセを使った音楽をやりたかったんです 」みたいな80年代的な素直な作りを感じる作品です。
テクノのイージーリスニングです。(けなしてない)
・Ceephax Acid Crew / Ventlaris
今回のお気に入りは
808 State
「90」(’89)
Trevor Horn創設のZTTからのリリース。
売上や完成度は次のアルバム「Ex:El」(’91)の方が上なのでしょうが、テクノのアルバムとしてこちらの方が好き。
長らく活動していませんでしたが、ここ数年また活動再開しているのが嬉しいです。
初期にはa Guy called GeraldことGerald Simpsonも在籍するグループでしたが、現在は中心人物だったGraham Masseyのみになっているようですね。
・808 State / Cobra Bora
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