コロナ前の有田陶器市に行った際に参拝し損ねましたので、改めて陶山神社へ参拝へ行って来ました。
地元の方と少し話をした際には「とうざん」神社と呼ばれていましたが、正式には「すえやま」神社と読みます。
境内まで階段を上がります。
階段を上ると一の鳥居があるのですが、目の前にいきなりJR九州の佐世保線が走ります。
一の鳥居です。
扁額には八幡宮とあります。
両脇を青銅製の狛犬が守ります。
1885年(明治18年)に寄進されたもので、戦時中の金属供出を免れた貴重な奉納品だそうです。
手水舎は紅葉のデコレーションで秋の装いです。
ニの鳥居をくぐり、拝殿へは更に階段を上がります。
階段を上がるとそこには三の鳥居、有田のシンボルである陶器の鳥居です。
美しいです。
平成12年に国の登録有形文化財に指定されています。
1888年(明治21年)に奉納されたものですが、老朽化のため2020年(令和2年)に修復されています。
有田焼きの狛犬(明治20年奉納)が護り、他にも大手水鉢(明治22年奉納), 有田焼の大水瓶(明治22年奉納)などの奉納品があります。
拝殿です。
拝殿の扁額も有田焼です。
本殿には手すりとして陶器が配置されていますが、本来は玉垣として1846年に奉納されたものだそうで、当初は八天狗社へ寄進されたものが、1880年(明治13年)の八天狗社の陶山神社境内への遷宮の際に玉垣も移設されたのではとのことです。
主祭神:品蛇和気命(応神天皇)
祭神:鍋島直茂命
1658年に有田皿山代官の命により、品蛇和気命(応神天皇)を勧請し、有田皿山の大樽山に「有田皿山宗廟八幡宮」を建立。
1871年(明治4年)に、当地区の総称「陶山」から「陶山神社」と改名。
1926年(大正16年)に祭神として鍋島直茂公を併祀、窯業創業の祖である李氏朝鮮国帰化人参平を記念碑にお祀りしています。
以降、有田の総氏神, 陶磁器之神(やきものの神)として崇敬されています。
境内社として、八天社(祭神:火魂命)、稲荷神社(祭神:宇気持命)、李参平碑(祭神:李参平命)が鎮座します。
李参平碑は少し離れた場所にあったようで気づきませんでした。
御由緒には表記がなかったのですが、天満宮も鎮座していました。
本殿拝殿の隣には、八天社(八天狗社)が鎮座します。
こちらの拝殿の扁額も有田焼でした。
天満宮には有田焼の道真公が鎮座されていました。
稲荷神社のそばにも紅葉で色もお揃いです。
拝殿内に置いてある扁額には橘森稲荷とあります。
境内をうろうろしていると、定期的に上り, 下りのJRが通過して写真のような状態です。
御朱印帳の最後のページにのみいただける「満願成就御朱印」(見開き版)をいただきました。
新規の御朱印帳として、念願だった「有田焼の御朱印帳」をいただきました。(高いですが...)
収める箱は、箱自体が箱型の御札ということになっており、内部に「陶山神社御守」が貼ってあります。
こちらには、見開きの季節の御朱印をいただきましたので、最初のページには神紋印をいただけました。
次の目的地である武雄市に向かう途中で有田の街中を通りました。
有田陶器市の際は人がごった返して凄いことになっていましたが、イベントの無い日はこんな感じのようでのんびり静かな街でした。
掘り出し物目当てでなければ、有田陶器市以外の時にのんびりと窯元巡りをするのが良さそうです。
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