先週の音故知新です
今回も故人を偲んでいました。
武満徹
「Film Music of Toru Takemitsu」(’97)
様々な分野の若手芸術家が集まる「実験工房」に所属し、映画(黒澤明, 今村昌平, 市川崑など), 舞台(文学座, 劇団四季など), CMなどの音楽を手がけていた日本の現代音楽家。
初期は前衛的な作風、後には琵琶などの楽器や雅楽など和の要素を取り入れた曲が特徴的になります。
’96に間質性肺炎で65歳で逝去されています。
・武満徹 / Music from Rikyu
Boom Boom Satellites
「Embrace」(’13)
ベルギーのテクノレーベルR&Sからもリリースしていた、‘90結成の日本のビッグ・ビート~デジタル・ロックバンド。
「Embrace」は8thアルバム。
後期はかなりロック寄りに。
ヴォーカル, ギターの川島道行氏が脳腫瘍で’16に47歳で逝去されています。
・Boom Boom Satellites / Broken Mirror
Frankie Knuckles
「Beyond the Mix」(’91)
ジャンルとしてHouseを確立したパイオニアで、“Godfather of House Music”と称されるDJでありプロデューサー。
自身名義の1stアルバム。
「The Whistle Song」はインストですが、英の一般チャートでも当時結構ヒットしてた覚えが。
‘14に糖尿病の合併症で59歳で逝去されています。
・Frankie Knuckles / The Whistle Song
LFO
「Frequencies」(’91)
Warp Recordsからリリースのブリープ・テクノの1st。
レーベルの初期からの顔のLFO。
インナーには「このアルバムを、Brian Eno, Tangerine Dream, Kraftwerk, Depeche Mode, Yellow Magic Orchestraに捧ぐ」と言う文言が入ってます。
メンバーのMark Bellは、後にはそんなDepeche Modeの「Exciter」(’01)のプロデュースをしています。
Mark Bellは、‘14に術後合併症?で43歳で逝去されています。
・LFO / We are back
今回のお気に入りは
yanokami
「yanokami」(’07)
矢野顕子とレイ・ハラカミのユニット。
レイ・ハラカミの繊細なエレクトロニカのトラックにあっこちゃんのボーカルとピアノが合わさります。
収録曲はセルフカバーと細野さんの曲のカバーが主。
’11にレイ・ハラカミ氏が脳出血で40歳で逝去されています。
・yanokami / 恋は桃色
今後も残された偉大な音楽は聴き続けていきたいです。
ご冥福をお祈りします。
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