12/25に熊本城ホールで行われた坂本龍一教授のコンサートへ行って来ました!
熊本城ホール開業記念, 復興支援の一環です。
教授は「クリスマスの日にもっと楽しいことあるでしょうに、わざわざこちらへ来ていただいて有難うございました」とのことでした
最初は教授一人でピアノの演奏です。
「古い曲を引っ張り出してきました」と演奏したのは『Energy Flow』。
個人的にはもっと古い曲を演って欲しかったですが。
目玉?は「熊本に縁のある曲」として世界初披露された映画『Minamata』のテーマ曲。
水俣病の取材を行った写真家W. Eugene Smithを追った映画で主演はJohnny Depp。
教授も「監督に演奏許可取ってないけど大丈夫かな?」と笑っていました。
いつの公演のものでしょう?『Energy Flow』
数曲弾いた後に、教授が「一人では心許ないから」とゲストとしてチェロの藤原真理さん, ヴィオラの安達真理さんを招き入れて演った3人での演奏が特に素晴らしかったです。
類似の演奏形態の『Happy End』
休憩を挟んで、東北ユースオーケストラ+熊本ユースシンフォニーオーケストラ+教授の演奏をバックに吉永小百合さんの詩の朗読。
ユースには子供の同級生が一人参加、詩の朗読でも子供の同級生の詩が読まれていました。
東北ユースオーケストラ+熊本ユースシンフォニーオーケストラによるWagnerの曲などの後は、再度教授が加わりお馴染みの『The Last Emperor』や『Merry Christmas Mr. Laurence』。
アンコールは『Etude』。
類似の演奏形態の『Etude』
お客さんにはユースの少年少女のおばあちゃんやおじいちゃん方やサユリストと思しき、普段は「さかもとりゅういち て だるかいた?(坂本龍一とは誰ですか?)」と教授になんて興味なさそうなご高齢の方なども多かったです。
サウンドストリート仕込みのボソボソしゃべりのMCも「あんひた どーし。なんばいよらすとか いっちょんわからんけん でけん。(あの人はどうしたことか。何を言っているか全く分からないのでダメだ。)」状態で一見さんの高齢者には厳しかったのではと思います
’92のHeartbeat Tour以来の生教授と演奏はとても素晴らしかったです。
この形態以外の教授のコンサートにもまた是非行きたいです。
山下達郎も「来年はツアーはしないけど、とてもやりやすい会場なのでまた来ます。」と言っていたらしいし、教授にもまた来て欲しいです。(そもそも熊本コンサートは’86のMedia Bahn Live以来のはず)
同日の公演は来年3月にBSプレミアで放送されるそうです。
写真は、開演前だし誰もステージにはいないからと撮ってる人はスタッフに止められていたのですが、終演後はスタッフもスルーしてたので「終わったらいいんかい!?」と私も一枚撮ったものです。
さっきまで教授が弾いていたピアノです。
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