先週の「音故知新」です
井上陽水
「Lion & Pelican」(’82)
10枚目のアルバム。
80年代初頭っぽいアレンジの曲も多い中、ドラマ「ニューヨーク恋物語」(’88)の主題歌でもある「リバーサイド・ホテル」は古臭さも感じさせない名曲。
「ワカンナイ」などを代表として、全編に陽水らしいメロや言葉の使い方を感じる。
沢田研二に提供した「背中まで45分」はセルフ・カバーと表されていますが、他の曲とアレンジの印象も違うし、仕上がりがデモ・テープ?(沢田研二に提供したやつとか?)のような印象を受けたりするのですが。(まあデモ・テープは収録しないか)
「背中まで45分」も目立った抑揚があるわけでもなく一聴淡々と流れゆく曲なのに、こちらも陽水らしい詩とメロによる不思議な世界観, 魅力のある曲。
・井上陽水 / 背中まで45分
Clock DVA
「White Souls in Black Suits」(’90)
The Human Leagueの前身The Futureを辞めたAdi Newtonが’78に結成したClock DVA。
オリジナルは’80にカセットでリリースされたものですが、その後にアナログ盤や’90にはCDでもリリースされています。
結成後に何本かカセットを自主リリースした後に、初めてThrobbing Gristleが設立の「Industrial Records」からリリースした作品。
レコーディングはCabaret VoltaireのWestern Works Studioで行われ、1曲はCabaret Voltaireとの共演曲も収録されています。
The Futureに負けず劣らずの荒削りで実験的でインダストリアルで攻撃的な内容。
・Clock DVA / Consent - Discontentment - Discontentment II
Roy Budd
「Pick yourself up !!!」(’67)
Harryhausenの「Sinbad and the Eye of the Tiger(邦題:シンドバッド虎の目大冒険)」(’77), 「The Wild Geese(邦題:ワイルド・ギース)」(’78)などの映画音楽も手がける英のジャズ・ピアニスト。
Duke Ellington, Dave Brubeckなどのカバーも含むジャズ~ボサノバ・ジャズ。
「Autumn Leaves」などもストリングス入ってしっとりしているも軽やかなピアノが入るなど、とにかく軽やかにピアノ弾きまくりなデビュー盤。
・Roy Budd / Girl from Southend-On-Sea
Various Artists
「Back up Dos: Mexican Tecno Pop 1980-1989」(’24)
収録アーティストは少なくとも私は誰も知らない、タイトル通りメキシコの「Tecno Pop」(Technoのhが無いのは謎に意図したものか?誤植か?)を集めたもの。
怪しげで興味をそそられたので、アナログ盤で結構高かったものの仕方なく?購入したも、今回調べるとデジタルリリースもされてるようでした。
レトロでチープ(けなしてない)なテクノ・ポップ!
メキシコっぽさはスペイン語で歌ってるというぐらい?
・Los Agentes Secretos / Loco Poco A Poco
今回のお気に入りは 

Chicago Underground Duo
「Hyperglyph」(’25)
アヴァンギャルド, 実験的, エレクトロニックなフリー・ジャズ, ポスト・ロックのシカゴ音響派。
同じくChicago Underground Trio, Chicago Underground QuartetのメンバーでもあるChad Taylor(ドラム), Rob Mazurek(トランペット)によるDuo。
Duoとしては11年ぶりのアルバム。
クレジットを見ると、Chad Taylor: Drums, Percussion, Mbira, Kalimba、Rob Mazurek: Trumpet, Piccolo Trumpet, Electric Piano, Synth, Sampler, Voice, Flute, Bellsの表記です。
手数の多いアフリカ的なリズムもありの喧騒と間、実験と遊び心、電子音と生楽器のせめぎ合い。
・Chicago Underground Duo / Hemiunu
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