酒と神社とテクノと私

酒と神社とテクノと私

呑んだ日本酒、参拝した神社、テクノをはじめとする様々な気になった音楽の紹介です。
なかなか県外へ出られないので、熊本県外の神社への参拝へ行けません。

先週の故知新ですルンルン

 

 

 

Chris Mosdell

「Equasian」(’82)

YMOファンにはお馴染み、YMO周辺アーティストの作詞をしていたChris Mosdellの1st。

「Chris Mosdell with The Javelin Opera」名義です。(The Javelin Operaの素性は良く分からない)

ALFAレコードによる、YMOファンなら何でも買うんじゃね?的な「ALFA YMO商法」の一つになるのでしょうか。

コンピュータ・プログラムで松武秀樹、ボーカル, コーラスでSandii、ギターで大村憲司, 鮎川誠, 加藤和彦, 久保田真琴などなどYMOファミリー的な人脈が参加するものの、YMOのお三方は参加していません。

作曲やアレンジなどには、自身とサディスティックスの今井裕が関わっています。

「振り子の 原理」,「化学式」,「相対性理論」などの数学や化学から曲の発想を得ており、詩やブックレットのアート・ワークもそれに相応するものになっているとの本人の弁です。(各曲の詩とともに凝ったイラストのアート・ワークのブックレットが付属)

実験的で民族要素もあり、呪術的ですらあるニュー・ウェーブ, エレポです。

購入した当時はYMO的なものを期待して、「なんだこれ?!」とがっかりした覚えがありますが、今となっては結構面白い。

 

 ・Chris Modell / Psalm of Motion

 

Maurice Jarre

 「Film Music by Maurice Jarre」(’07)

テクノ業界のJean-Michel Jarreのお父さんであり、'09に亡くなられたMaurice Jarreは映画音楽の大御所。

「Lawrence of Arabia(邦題: アラビアのロレンス)」(’62), 「Doctor Zhivago(邦題:ドクトル・ジバゴ)」(’65),  「a Passage to India(邦題: インドへの道)」(’84)でアカデミー作曲賞を受賞しています。

「Witness(邦題: 刑事ジョン・ブック 目撃者)」(’85), 「Ghost(邦題: ゴースト / ニューヨークの幻」(’90)も音楽はMaurice Jarreだったんですね。

上記などの曲をThe City of Prague Philharmonicの演奏で。

CD音源と同じものは落ちていなかったのでOriginal Soundtrackから↓

 

 ・Maurice Jarre / Overture (from “Lawrence of Arabia”)

 

Various Artists

「The Rough Guide to the Music of Sahara」(’14)

アフリカ大陸北部の大西洋から紅海にかけて広がるサハラ(砂漠)、その周辺の西サハラ, リビア, マリ, ニジェール, エジプト, スーダン, モーリタリアなどのアーティストを収録の2枚組25曲。

この地域の音楽に関しては既存のイメージも無いし、全体通して聴いても「これがサハラか!」みたいな統一したイメージはしにくい。

まあ地域も広いし色々な音楽があって当然なのですが。

1枚はニジェールのアーティストMamane Barkaを紹介するもので丸々全部Mamane Barkaの曲を収録で、こちらの方が素晴らしい。

なんか弦楽器(Biramという伝統的な五弦楽器?)とリズム楽器とボーカル(コーラス)のシンプルな構成なのに味わい深い。

 

 ・Ali Hassan Kuban / Mabruk

 

 ・Mamane Barka / Tchidm

 

坂田明

「テノク・サカナ」(’80)

サックス奏者の坂田明の’80の4曲入りミニアルバム。

ジャケには「坂田明がアナーキー・ダブ・テクノに挑戦!」とありますが、そこまでダブではないものの、エレクトリックでそれなりにテクノな前衛ジャズ?

いやいや、これこそが坂田流テクノじゃなくてテノク?(サカナは何?)

時代的に「B-2 Unit」(’80)の坂本教授の前衛具合に、立花ハジメみたいな変さが加わってる感じがする。

まあ坂田明の方が大御所なので、立花ハジメが入ってるというのも失礼ですが。(これも立花ハジメに失礼ですが てへぺろ

 

 ・坂田明 / テノク・サカナ

 

 

 

今回のお気に入りは !!

Nicola Conte

「Jet Sounds」(’00)

イタリアのDJ, ギタリスト, プロデューサー、Schema Recordsの設立者でもあるNicola Conteのデビュー盤。

ジャズ~フューチャー・ジャズ, ボサノバ, サンバ, インドなどなど混在したごった煮な内容。

悪く言えばまとまりが無いも、この多岐に渡る情報量を一気に発信できるのもNicola Conteの才能。

 

 ・Nicola Conte / Missione a Bombay

 

 ・Nicola Conte / Bossa Per Due

 

 

 

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