散策で出会う動物たち② | 猪じぃの〇〇○・・・ジィ

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静岡県は西部の浜松市。浜名湖の北部、猪鼻湖畔に隠棲する猪じぃのつれづれ日記みたいなもの。

秋もだいぶ深まってきたかのぅ・・・・・朝の散策もだいぶ気持ちよく爽やかになってきた。ただし、5時前はさすがにまだ暗く、オリオン座などの冬の星座が見られるのぉ。

さて、最近散策で、ちょっと珍しい物と出会ったぞよ。

このあたり、粘土層があるせいか,湧き水なぞもあって、その中の一つにガマの生い茂る中を流れ、猪鼻湖に注ぐ小さな流れがあってな。なんとその流れの近くで小亀を見つけたんじゃよ。最初は石か、枯れ葉かと思っていたんじゃが、よおく見ると、しっぽが合ったりして触ると蠢いたことから小亀と分かったんじゃ。大きさは、甲羅の長さで4cm位じゃったな。早速家に持ち帰り、小さな水槽に入れて観察した。えさはとりあえず金魚の餌をやったところ、次の日の朝にはなくなっていたので、食べたと思うた。調べると、どうもイシガメらしいことがわかった。亀なので、まあ何とか飼えるかなと思うていたんじゃが・・・・・残念なことに死んでしまって・・・・・飼い方を調べると、どうも日に当ててやることが大切らしいのだが、ずうっと室内においていたんで、それがいけなかったかもしれん。

ところがそれから1週間くらいたって、また同じ所で亀を見つけたんじゃ。しかも、今度は甲羅の長さが20cmは越えるような亀じゃった。これも明らかにイシガメと思われた。早速家に持ち帰って、大きめの発泡スチロールの箱に入れた。ちくわをやったところ、すぐに食べたので、これは懐くかなと思うた。調べると甲羅の長さからメスではないかと思われた。とすると、先日お亡くなりになった小亀の母親かもしれんと思うた。しかし、その後は、何とか箱から抜け出そうともがくばかりで、ちくわも食べなくなった。これでは小亀と同じ運命になってしまうかもしれんと思い、翌日には、元いた場所に放すことにした。草地に放すと、ゆっくりと流れにいった。水に入ると、濁りでしばし見えなくなったが、やがて壁から首を伸ばし、こっちをじっと見つめているのがわかった。その間は5秒くらいだった。すぐに近くの穴の中にもぐっていった。そこに巣があるのかもしれんと思った。それにしても最後にじっと見ていたのは、ひょっとしてお別れのあいさつだったのかと勝手に思っていたよ。その後、このイシガメの姿は見ていない。また、見られるといいのだが・・・・

写真は大きい方のイシガメじゃよ。