昨日書いた記事についたコメントをご紹介しようと思います。
文章中に共選の方々の気を悪くするかもしれない表現がありますが、これはそういうことではなく、求める物がそれぞれで違うわけです。
小売店の方の声が農家には届きにくいために改めて記事として紹介したいがための公開です。
個選農家は私も含め、味に満足してしまってはいけませんね。
仮に毎年同じ管理方法だとしても、そこに何かを求めるためのアンテナを張ってる人とそうじゃない人との差は明らかだと思います。。
個選の方々はこういうことを忘れずに栽培を行いたいということを示したいものですし、ここ熱量をお伝えしたいので、原文のままで公開しますので、あしからず。
(引用開始)
はじめまして。
一小売店(小規模)としての思いです。
僕はみかんが大好きです。食べるより売る方がより好きです。
僕は農協の協撰もんは絶対に仕入れません。ある程度の糖度(11~12?)は保証されるかもしれませんが、それだけでそれ以上はありません。
例え美味しかったとしても、次に仕入れた物が前と同じ生産者とは限りません。
お客さんに安心して買っていただけるのは、誰が作ったのかわかるみかんです。
京都には個撰扱いですが大きな出荷組合が2つあります。他府県では無名かもですが新堂と田村です。多い時はそれぞれ40~50軒入荷があり、生産者・等級別にセリがあります。
同じ新堂・田村でも評価の差で値は全然違います。上位と下位の生産者では倍くらい違います。仲卸も小売もどこが美味しいか、わかってます。生産者で味全然違います。
僕は何軒か新堂みかんを買っても「新堂みかん」というくくりでは売りません。「誰々さんの新堂みかん」と個別で売ります。今日と昨日の新堂みかんの味が違ったらあかんのです。
その他の個撰の方でも高値の方おられます。
僕は美味しければ必ず評価されると思います。そこが個撰の魅力ではないかと個人的に思います。
僕はスーパー時代お客さんに「こないだのみかん(みかんに限らず)美味しかったし買いに来たけどどれ?」って聞かれるのが嫌でした。バイヤーがいつも同じものを送って来ないからです。ただ、それも何店舗もあれば難しいことやったんやと今は理解できますが。
みかんが一番、他店との差別化を明確にできる果物やと思ってます。仕入の腕の出せるとこです。
だから僕は協撰もんは買ったことがありません。これからも買いません。
長々と生意気言って本当に申し訳ございません。
>サカターンさん
うちのような一店舗しかない店だから、できることだと思います。
店舗数が増える程、妥協が発生してくると思います。数の確保が難しくなると思いますし、数が欲しければ、競りでより高い手を出さないと落札できません。
小回り利かして頑張ります!
(引用終わり)