まずはやってみな | さかたのみかん

さかたのみかん

みかん農家として独立したので、タイトルを変えました。
家業は相変わらず、肥料屋です。

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今日、母が知り合いからこんな相談をされたそうです。

「家庭菜園の花(おそらく植木鉢)で紫の花を咲かせたいから、酸性土壌にしたい。そのためにはどうしたらいいか?」

母は全くわからないために、私に相談があったんですが、正直私もわかりません。

私の感覚ではブルーベリーが酸性土壌を好むくらいのことは知っていますが、それ以外のことはさっぱり知りません。

今まで関わってきた作物は酸性土壌では生育困難になり、それを緩和すると言うことばかり考えてきました。

石灰も有機質肥料もそれを防ぐためのものですからね。

考えられることは以下の通り。

1、酸性土壌にしたいなら酸性物質を補給する。

じゃ、硫黄でも希硫酸を薄めたやつでもやってみたら?

2、硫安(硫酸アンモニウム)なんかの化成は、アンモニアは窒素分として作物が吸収しますが、硫酸は土壌中に残るために自然と酸性化してきます。

しかしどれだけの期間で起きるのかわからない。

そもそも論として、その方が望むように紫色の花を咲かせることが酸性土壌によりもたらされたとしても、それまでの生育は酸性土壌で順調に進むのか?

その辺りがわからなければ、やり方が全く違ってきます。

しかも花のことなんて専門外であり、全く想像もつかない。

というわけで、やってみればわかるでしょう。

それが農業ってやつじゃない?