ある農家さん曰く、「肥料屋さんの講習会に行ったら、今年は花じゃなくて芽が多いらしいよ。」
そりゃそうだ。今年は裏年なんだから。
「去年は90万トンくらいやったけど、今年は60万トンくらいらしい。」
なんでそんなことが今わかるの?
そもそも、この数字は収穫量なのか出荷量なのか、それすら分からないはずだが。
去年は表年だったのに、誰も想像できなかった異常な生理落果により少なかったじゃない。
「こりゃ、今年は花をとめきった人が勝つよ」
だから…裏年だから当然でしょう。
専門家なら、そんなことで感心してる場合じゃないだろう。
自分の理論の裏付けとしての情報というならわかるが。
こんな当然なことと不安を煽るようのことが営業を兼ねた講習会だろうか?
確かに営業の手法として不安を煽ることがあることは知っているが、個人的には未来への希望を訴えたいし、そうでありたい。
話の流れ上、不安を煽る話になることもあるが、それは今分からない話でしたことはないつもりだ。
生産者ではない者が講師として講習会を開くことはそのレベルに限界がある。
だからこそ、みかん栽培を始めたわけだし、みかん以外の作物は情報を提供し、迷うことの多い農業に対して前向きになれる話をするようにしているつもりだ。
いまだにこんな営業が成り立っていることに苛立ちを覚えます。
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