昨日、あるスーパーのバイヤーさんとお会いしました。
うちのみかんを直接スーパーに出荷できないかと探している中で気になっていたので、何の縁もなく電話してみたのがきっかけです。
まだまだみかんは青い幼果の状態ですが、様々な園地を廻っているのがバイヤーですから、木の状態を見れば少しはわかるようですし、なにより話に現実味が出るというものでしょうね。
バイヤーさんが言うには、「美味しいみかんというのが、東京、大阪に集中するために九州には出回らない」ということでした。
もちろん、九州にだって美味しいみかんはありますが、それを探すことが難しいということでしょうね。
スーパーの場合、今回のように直接生産者から仕入れることもありますが、ほとんどが市場からの仕入れです。
その市場の中で美味しいみかんはありますが、もっと美味しい物はないのか、常に探すのがバイヤーの役目ですから、良さそうな話ならまずは話を聞いてみたり、試食することは想像していたよりも敷居は高くないのかもしれません。
もちろん、そんな簡単にはいかないこも多いですけどね。
スーパーとの交渉の中でかなり強気にいく方がいらっしゃいますが、私の考え方はちょっと違います。
まずはお互いの主張を正面からぶつけあって、その中で妥協点を探す。
強気ではなく、怖じ気づくことなく正々堂々と主張するというところでしょうか。
そのお互いの関係としては、どちらかが上や下ではなく50ー50です。
こちらは物を提供して利益を得る。
相手はそれを販売して利益を得る。
その関係が築けないようなところとは初めから付き合わない。
そんなところでしょうか。
さて、今回の感触としては中々良い感じでした。
当然、試食してみなければということになりましたが、約一時間という短い時間でもお互いに有意義な話ができたのではと思います。
次は9月下旬に訪問してもらう予定もできましたし、今年もまたみかん栽培するためのモチベーションが一つ増えました。
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