おせち商戦始まる 百貨店で予約会 福岡・天神 | さかたのみかん

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みかん農家として独立したので、タイトルを変えました。
家業は相変わらず、肥料屋です。

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(asahi.comより)

おせち商戦始まる 百貨店で予約会 福岡・天神
http://www.asahi.com/special/07-08/news/SEB200710170002.html


去年からの始まった「100年に一度の不況」と言われている現状ですが、これまた去年からと傾向が同じですが、いわゆる「巣籠もり需要」が健在のようです。

この高級おおせちですが、去年よりも売れ行きは良いようです。

ダイエーは1万円以下のおせちを販売するそうです。

その理由はわかりませんが、一つには「年末年始の休みが短いこと」があるようです。

これは勝手な想像ですが、もしかしたら海外旅行は去年よりも減るかもしれませんね。


それにしても、日本の正月の風景も変わりました。

私の周りでは「お重のおせちを買う」ことがないために、どうしても不思議な感じがしますが、

おせち料理といえば、三が日の間に家事から主婦を解放するための意味も含んでいます(実際にはそうじゃないかもしれませんが・・・・・・)ので、そういうことでは、おせちを買う行為は理に適っているのかもしれません。

それでも、やはり一品くらいは手作りのものが欲しいと思うのは、古いんでしょうかね。

ま、現在は元日からスーパーも開いていますから、あまりおせちの意味もなくなってきているようにも思いますが、やはり日本人は季節を大事にするのかもしれません。


さて、冬の巣籠もりと言えば、やはり日本人ならみかんでしょう。

今年のみかんの現在(私の周辺の個選の極早生)の状況は、平均ではすでに100円/kgを切っているようです。

これはおそらく、超表年に加えて8月からの干ばつで小玉が多いことが起因しているのではないかと想像しています。


この「巣籠もり需要」の話は去年の末にもお客さんに同じ話をしていましたが、あまり関心を示す方はいませんでした。

それだけ農家と小売がかけ離れすぎている証拠なのかもしれません。

事実として、みかん農家に入っている金額はそんな話とは対極にあったからです。

ところが、ある大手スーパーでは1K入りくらいのネットが800円ほどで販売されていました。

去年のみかんは9月以降の多雨のために、糖度も低く、11度くらいのみかんがその値段で販売されていました。

この800円という値段ですが、多少の上下はあるでしょうが、毎年ほとんど変わりません。

理由は様々でしょうし、単純にそのことを批判しようとは思いませんが、一つ言えることは、「農協や市場を頼っていても、毎年同じことの繰り返し」になるんじゃないかということです。

もちろん、共選の場合は農協や部会に良い変化が起きたり、個選の場合は高品質のみかんを市場に出荷することにより今までよりも高い単価で売ることができるとは思いますが、末端価格と比較すればその上げ幅は微々たるもののように想像します。

よく言われることですが、やはり「値段を自分で決める」ための体制作りが肝心でしょう。

そうかと言って、市場のようは中間を切っていい訳でもありませんし、単純に小売を始めれば良いわけでもないでしょう。

常に個選の農家さんには言うんですが、「販売チャンネルは多いにこしたことはありません」

それは無理をして増やしても、そんなもの早い段階で頓挫してしまいます。

自分位置をきちんと把握し、何ができて何ができないのか、戦略を立てることから始めてはどうでしょうか。


今日は、なんだか文章が、とっ散らかってるような気がします。