「うちの子、競争心がないので、
もっと頭のいい子のことみてほしいんですけどね。」
お母さんから聞く言葉です。
確かに、
○○ちゃんよりかしこくなりたい!
○○くんより上手になりたい!
というのはモチベーションが上がりやすいと思います。
でも、他の人と比べることでだけが
自分のモチベーションアップのスイッチだとすると、
あまりよくありません。
それは、その○○ちゃん、
○○くんが基準になってしまうからです。
もし○○ちゃんが勉強をさぼりだしたら…?
○○くんが練習をしなくなったら…?
自分はどうなるでしょう?
一番いいのは、自分と競争することです。
前はできなかった問題が今は解ける!
昨日できなかった技を今日は成功させた!
過去の自分よりも成長していることを実感し、
喜ぶことができれば他人と比べなくても
モチベーションアップのスイッチになると思います。
もちろん、ノーベル賞を取った大隅さんのように
頭がよくなって世界に貢献したい!
イチロー選手のように
長い間世界のトップアスリートとして活躍した!
のような目標となる人、憧れとなる人を
心に持つことはとても大事なことです。
それは自分と他人を比べて競争心をつける
ということではありませんよね。
もし、お子さんに競争心を持って頑張ってほしい
と思われているのなら、身近な○○ちゃんや
○○くんとくらべるのではなく、
その子自身のこれまでの成長を気づかせてあげ、
目標や憧れの人を一緒に探し、
自分でモチベーションアップができるような
声掛けをしてあげてほしいと思います。