大人からバレエの方でも、20年、25年続けてるなんて方も増えてきたこの頃、

 あるいは再開組で、ジュニアの頃はかなり教室で上手い方だったという方もいる。

 

 この方々、時々

 大人バレエのオバチャン達とはどうも一線を引きたいらしいのだ。

 直接の発言は無いものの、会話の端々に、私達とは別、って空気がプンプンなのよ。


 いい気はしないけど、ふーん。だから?アナタも趣味、ど素人に変わりないんだけど。って内心思っちゃう


 あのね

 プロと趣味じゃ全く違うの。

 多少テクニックがあっても、舞台にあがった瞬間、素人はどんなに頑張っても素人です。

 お金払って観に来るお客様にとって一期一会の舞台、今日たまたま失敗したのよが許されない世界。生モノの舞台で毎回結果を出さなきゃいけない。そのプレッシャーを乗り越えるには練習を積むしかない。それはお稽古場だけではない。もしもを想定しつつ、毎日毎日毎日毎日練習を積み重ねる。

 バレエ脳にならないと無理

 バレエはそれが顕著だと思う。


 源ちゃん先生がジュニアアスリートに、ドアの開け閉め、靴の脱ぎ揃え、挨拶の仕方、細かく注意する。それは練習中だけが練習じゃない、1日24時間のどれくらいアスリート脳を作り体が無意識にそうなるか、それが本番問われるんだ。と教える。

 まさに、これ!


 だからちょっとくらい上手い。そんなの全然


 私もかれこれ50年近く書道を習ってます。ほぼ毎日筆をとります。指導を始めて20年近くなりますし、作品もまぁまぁ会の上位になりました。

 でも私はプロの書道家ではありません。

 それは作品が売れるかどうかではなく、全生活を書道に向けてはいないからです。

 肩書は 筆文字書き屋


 2週間の講習で資格とれます、何年やってるから、だから何?それで出来ると思う?

 プロはそんな甘くない。


 セミプロ気取りの方が、増えると厄介だね。

 プロと趣味は全く別物って誰もが自覚した方がいい。