大人から始めたバレエやスケート

 絶対にプロになる事はない

 なので、自分が何を求めるのか?どこを目指すのか?それによって練習の仕方は変わる。

 が、ここってなかなか難しい。


 習い始めって、言われた事やるのに必死だし、なんかやってるだけで楽しいし。

 でもそれはほんの入口。

 ある時に、壁がやってくる。

 この最初の壁で、わあ~って盛り上がってた気持ちがパンチくらって辞めていった仲間のなんと多い事か。


 この壁の乗り越え方には2パターンある。

 ガッツリ壁に当たるタイプ

 迂回路見つけるタイプ


 大人なんだから、楽しくやろうよ!

 この迂回路見つけた人は強い。ずっと趣味として楽しく練習出来るのだ。


 私は少々変態

 自分の限界まで壁と戦ってやろうじゃない!ってなるんだよね。

 でその限界探しをやってきたのかな?今まで


 ケガと故障とハンデ

 そこから学んで、ようやく自分の目指すところというか、落としどころが見つかった気がする


 バレエはね

 最初はとにかくクラスの先輩についていけるようにと必死。クラス練習だから、私が出来ないからもう1回ってなれば、他の方の練習時間を奪う事になる。それはダメだ。間違ってもなんでもついていく。

 そうこうするうちに、先生は熱心に練習するからと厳しくなる。

正しいバレエを目指す事になる。

 が、そりゃ無理だ。

 かといって、グランフェッテだの、ザンレールだの、ピルエットの複数回転だの、これも無理。

 何年やってもオバチャンバレエから抜けられないし、体は益々衰えるし。悩んだよ、沢山。


 でも、今は方向だけは見えてる。

 海外のダンサーを引退したteacherの動き。高く足なんか上げない、複数回転もしない、でも立っただけで目を引くプリマなのだ。

 あそこ!あれが目指すところ。


 スケートも同じ

 ユヅ君みたいに滑りたい。

 じゃあ、基本のひょうたんが完璧に出来るまで次にはいきません。だとしたら

 ひょうたんだけで来世になっちゃう。それは絶対絶対ヤダ

 かと言ってテストに合格すれば、問題ないレベルなの?どんどん行っていいの?これも違う。


 迷い続けてようやく決めた答え

 ここは外せない!例えば爪先を伸ばすシューズにつける。正しい位置にのる。これらを習得しつつ、少しずつ出来るエレメンツを学ぶ。

 スリージャンプ、ハーフフリップ、片足スタンドスピン、スリーターンとモホーク、バックアウトピボット

 私が習得してプログラムに入れてイイよ。ってなるのはコレで十分。

 その上で少しずつ少しずつ

 ストロークのエッジやらフリーレッグやらキレイにしよう、クロスのカーブ二の足のキープ、安定したセミサークル。そういった練習を積み重ねたい。

 それでいい。

 ユヅ君のクールダウンのあの滑らかな滑りの1ミリでもマネ出来たらね。それがゴール、夢。


 1日でも長く楽しみながら練習して、かつテキトーではなく自分なりの成長が感じられる練習

 落としどころは去年わかっていたけれど、教室どうしようかなって迷ってた。ようやく自分の練習スタンスが決まったな。

 バレエやっててよかった。練習の積上げ方がわかるから。