所属する書道会の会報誌編集の責任者になって5年になる。
 全くの未経験、いきなりの担当。
 1年目は、本当に手探りで作り上げた。
 勿論ボランティア!
 全ての作業が無報酬である。

 目次を考え、理事会に提出
 理事会承認、総会承認を経て
 原稿依頼
 年度末に集まった原稿を確認礼状を出す
 編集作業開始
 前年誌に割付をし、目次にそって原稿にナンバーをふる
 揃ったら印刷所へ
 校正作業、執筆者と編集担当でダブルチェックして再度入稿これを繰り返し3回
 ようやく、校正終了したら印刷へ

 実際に原稿集まってから発行まで5ヶ月。

 2年目からは、前年のやり方でいいかな?そんな事考えてたら、コロナ!今までのやり方が通用しない。急に全ての活動がなくなって原稿が集まらない。
 ずーっと振り回されっぱなし。
 正直、疲れた!
 普通に完成して当たり前!それが整わないと批判だけくる。
 アンタがやれば!
 悪態の一つもつきたくなるのを我慢して、淡々と作業してきた。執行部も変わったし、私もお役御免にして貰いたい。
 全て放り投げたいが、それじゃ、後任に迷惑がかかるから、とりあえず、必要な作業まではやっておく。

 一冊の本が出来るのに、こういう工程があるのか?
 いい勉強にはなったな。

 そして、自分が実際やった事もない作業、他人にやって貰ってる作業に対して、あーだこーだ口を挟むって最低だな。
 更には、上司って何が大切なのか?自分が動くんじゃないの。素早く的確に指示を出す、部下の連絡報告にすぐ返答する、失敗や不備の責任をとる、結果ではなく作業に対して部下の労を労う。
 これなんだよ。

 手柄は自分、失敗は相手を批判。自分の忙しさアピールしてどうするんだ。上に立つって難しい。私は無理だな。下っぱで作業してるのが一番むいてる。
 
 年齢やら、経験年数やらだけで責任者とか、上の立場にしちゃダメ。それぞれ適材適所があるんだから。
 会の運営見ていると、いつも思う。ナゼ?こういう人事するんかな?ってね。
 まっ、会社も同じか?
 上司が上司として適任とは限らないもんね。