<Nikon D780にて撮影>
養老渓谷を巡る夫婦旅2 〜夕刻の粟又の滝〜からの続き。
待ちに待った食事の時間。
養老渓谷、温泉もだが、宿の料理もすごく楽しみにしていた1つ。
妻と二人の夕餉が始まります。
食前酒で妻と乾杯。
塩漬けにされた桜が可憐。お酒に移った香りも楽しむ。
箸初。
めちゃくちゃ綺麗!桃色に縁取られた白い花弁は百合根。
目で楽しませ、味で喜ばせる。本当に凄いな。
八寸、前菜。
稚鮎の南蛮漬け、この大きさでも踊り串を打ってあり丁寧な仕事がよくわかる。
鹿肉や稚鮎、小肌や助子など山と海の食材が溢れ、心が躍ってしまう。
向付。
お刺身の盛り付けひとつで、こんなにも印象が変わる。
勉強になるな。
台の物。
真鯛の鍋。鯛も春が旬。
お野菜とともに紙鍋でいただく。
燗をつけてもらう。
なんて幸せなんだ.........
温物。
きゃべつの甘さを上品に仕上げ、初春を迎える食材と彩でまとまり美しい。
ん?外でなにかを焼いています。
おっ!焼物だったのですね!
焼物。
虹鱒の姿焼き。
板長さんからの丁寧な説明で新潟県産の虹鱒とのこと。
産地とこの大きさにこだわり、自家製の味噌と柑橘酢でいただく。
この宿の料理の凄いところは冷たいものは冷たく、温かいものは温かく、熱いうちに食べて欲しいものは直前に仕上げた熱々の状態で配膳される。
板長さんのお気遣いと信念が感じられます。
熱燗をもうひとつ。
食事。
ご飯は各々、釜で炊き上げる。
真鯛の紙鍋を食べながら酒を飲み、ご飯が炊き上がるのを待つ。
すばらしく贅沢な時間。
炊き上がったのは桜海老と浅利の釜飯。
時季の青海苔や早生の筍、そして大喜多産のコシヒカリ。
旬の食材の宝箱。
全部食べきれずにいた妻。
申し訳なさそうにしてたら板長さんが来て、「おにぎりにしましょうか?」とおっしゃってくれました。
一人一人、食のすすみ具合を気にかけてくれる板長さんや給仕さん。
とても気持ちよく食事ができました。
止椀。
旬の白魚を食材を椀に。
食べるのがもったいないくらい綺麗でした。
香の物。
食事の最後に名残惜しく熱燗を飲み、香の物を口にする。
甘味。
食後のデザート。
私と妻、大満足な食事に腹鼓。本当に本当に美味しかった!
部屋に戻る際、板長さんに「とても美味しかったです。ご馳走様でした」とお礼をいうと「朝食も楽しみにしていて下さい」と。
お腹いっぱいなのに、もう朝食のことが気になっちゃいましたよ。
部屋の戸を開けると布団がならんで一揃い。
妻は思っていないと思うけど、なんか恥ずかしくなったのはここだけの話。
養老渓谷を巡る夫婦旅4 〜喜悦・佳味なる朝餉〜に続きます。
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