Blood sucker/Dark Schneider
1.Blood sucker
2.ミステリアス
MirialDの前身バンドにあたるDark Schneider。
2008年にリリースされた、2曲入りのシングルです。
"感情と情景"がコンセプトとのこと。
MirialDは、白く広がりのある楽曲を展開しているバンドですが、このDark Schneiderは、文字通り、ダークな楽曲が中心。
作詞・作曲は、どちらの楽曲も、Vo.LAERさんが担当しています。
表題曲の「Blood sucker」は、疾走感のあるリズムに、シリアスなシンセ。
どこかクラシカルな要素もあるダークナンバー。
キメやテンポチェンジも多く、いかにもヴィジュアル系!という楽曲に仕上がっていますね。
しかしながら、ボーカルがかなり走っているような。
リズムとボーカルのコンビネーションが合っていなくて、なんともちぐはぐ。
狙いとは別の意味で、気持ち悪さが出てしまっています。
楽曲としては嫌いではないだけに、難しいところ。
カップリングの「ミステリアス」は、すべて英詞。
ハネるようなリズムに、ミドルボイスが妖しく絡まります。
やはり、こちらも、演奏とボーカルが合っていない・・・
サビのリズムは、これで正解なのだろうか、と不安になってしまうレベル。
雰囲気があるだけに、惜しいのだよなぁ。
やりたいことは伝わるのだけれど、スキル的には厳しいものがある。
正直なところ、ボーカルの声質や歌い方を勘案すれば、MirialDよりもハマっている気はするので、もう少し、丁寧に作り込んで欲しかったのが本音です。