ライブの予定はスケジュール管理が必須である。 | 安眠妨害水族館

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予定忘れることある? ブログネタ:予定忘れることある? 参加中

久々に、ブログネタで更新したいと思います。
例によって、テキストブログ時代の記事をサルベージ。
2010年1月に書いた内容を、ちょっとアレンジしてみます。


バンギャルにとって、ライブの予定を把握するというのは、至上命題である。
ライブの公演だけでも月に数本。
それに、チケ発やら、インストやらの予定も加わってくるのだから、その重みは増していく。
こんな胃の痛くなるスケジュール管理を日常茶飯事で行っているプロのバンギャルさんは、ある意味、社長秘書でもやればハマるのではないかとすら思ってしまうほどです。

それに比べて僕と言えば、バンギャル男の通例に則って、当初はライブには行かずに資金は音源に回す系のインドアギャ男だったのですが、社会人になってから、ライブに行く回数が増えました。
これは、単純に経済力のアップに伴い、音源以外にもお金を回す予定ができたこと、人間関係が会社のみになってしまうのを避けるため、趣味面でのコミュニティーを増やそうとしたことなどが主要因なのですけれど、実際にライブに足を運ぶようになって、ライブなしでアーティストを語ってはいけないのだな、と痛感する日々を過ごしています。

しかしながら、仕事終わりでライブに行こうというのはさすがに無理。
9時過ぎまで仕事をしている毎日ですから、家に着くころには、大概のライブは終演後。
必然的に、ライブへ行くのは土日・祝日が中心になってしまいます。

その限られた時間の中でやらなければいけないことを洗い出して、そのうえで、空いた日程に、行きたいライブがあるかを確認する。
あったとすれば、チケットがまだ買えるか、いつから発売かを調べる作業を経て、いよいよ参戦となるわけで、それをうっかり寝過ごして行けなかったなんてことになったら大惨事。
経済的に余裕が出たとはいえ、数千円の出費が痛くもかゆくもないかと言ったらそんなこともなく、チケットを買った以上は行きたい。
プロのバンギャルさんに比べれば、たいした本数は行っていないものの、それでも日程管理には気をつけなければならないのです。


さて、今日は、真面目な先輩、Sさんのお話。

Sさんはとても仕事熱心で、タスクをこなしてさっさと帰りたい主義の僕からしてみたら、雲の上の存在。
性格はどちらかといえば堅めで、優しさも厳しさも持ち合わせている人なのです。

僕は一応、企画セクションに所属しているのですけれど、この企画という仕事は、とにかく打ち合わせが大事。
どんなに頭の中で素晴らしい企画が出来上がっていても、それを実行する部隊に受け入れる体力がなかったり、別の部署でやろうとしている施策と対立してしまっては意味がないものになってしまう。
報・連・相とはよくいったもので、いかにネゴがしっかりできるか、いかに情報のすり合わせができるかが肝なのですよ。

しかし、何人もの人を会議に召集する際、いちいち電話で予定調整をしていたらキリがない。
そこで、会社のイントラから相手のスケジュールを見て、予定を入れることができるシステムとなっているのです。
スケジュール管理は、ライブのためだけに行うものではないということ。
僕も、ガシガシ他の人からの打ち合わせ依頼が入ってきてしまうので、その日に何をしなければいけないのかは、毎朝必ず確認して、忘れないように書き出すのが日課なわけです。

前書きが長くなりましたが、今日はSさんと打ち合わせをする必要があり、Sさんのスケジュールを覗き見てみました。


18時 大塚愛ライブ


えー!!!!

いつも、僕より遅くまで仕事をしているSさん。
今日は定時に帰ってしっぽり大塚愛ですか!

いや、たまにはそういう息抜きも必要だと思う。
むしろ、バンギャル男である僕が理解してあげなくてどうする。
真面目なSさんがアイドル歌手のライブっていうのが意外だっただけで、しかもちょっと旬がすぎてる大塚愛っていうのが意外だっただけで、これが隠れバンギャルのAさんの予定であれば、別に驚くこともないはずだ。
今日はSさんに頼らず、Sさんが早く帰れるようにサポートしよう。

いつもお世話になっている恩返し。
だって、ほら、どうせ"重大発表あり!"とか、"入場者に無料配布あり"とか、行かなくてはいけない理由があるんでしょ?
もしかしたら、整理番号シャッフルで、次のライブのチケ発もあるかもしれないじゃない。
コピーや入力作業等の単純業務を手伝ったり、他の部署との調整をするくらい、Sさんの大塚愛のためだったら何てことありません!


さぁ、そろそろ17時をまわって、Sさんが帰る頃。
柵取れるといいですね!


・・・


あれ?

なかなか帰ろうとしないSさん。
仕事が終わる気配もありません。

仕事が終わらないのかな? 急な仕事が入ったのかな?

ライブを楽しみにしているだろうSさんをこれでもかってくらい想像してしまったので、なんか僕までそわそわします。

そして、とうとう18時になってしまいました・・・
あぁ・・・はじまっちゃうよ・・・


突然ですが、頭の体操。
店に来るのは来店、会社に来るのは来社。

では、部に来るのは・・・?


そう、勘の良い方はお察しのとおり、18時になって・・・



大塚愛さん(見た目40代)が来部されました。



来部をカタカナで書くなよ!
僕の健気な恩返しの時間を返せ!
てか、大塚愛、お前誰!?


頭の中で「さくらんぼ」を熱唱する推定43歳の大塚愛。
ぼーっとしているところで急に話を振られて、僕はこう言うしかありませんでした。


「もう1回。」