1. everlasting my fate
2. 銀河ノ翼-GALACTIC WING-
3. WHITE BLADE.
4. ―HIKARI―
5. 仮想不夜城 feat.YOW-ROW(GARI)
6. Levis est fortuna:id cito reposcit quod dedit.
7. ティアーズ
8. I'z
9. Bad City
10. アルメリア
11. MILKY WAY DRIVER
12. B.I.O.S-バイオス-
23. 螺子時計リビドゥー
構成としては、前半にシングルを含めたキラーチューンを固めているのかな。
中盤でも、「I'z」、「Bad City」と続く場面がありますが、こちらは、どちらかと言えば、舵取り的な役割になっていて、勢いを付けているのは、間違いなく序盤の畳み掛け。
特にトップバッターを務める「everlasting my fate」が、シングル曲に引けを取らないハイクオリティな仕上がりで、アルバムの全体を示唆する役割を担っていました。
ヴィジュアル系との親和性も高い、浅倉大介的なサウンドと、メロディ運び。
ダンサブルで、盛り上がりポイントも明確、その後の展開に期待できるスタートダッシュを見せます。
アクセントとして、中盤に挿入される「仮想不夜城」、「Levis est fortuna:id cito reposcit quod dedit.」のコンボというアイディアも面白い。
とにかく、その音楽性のギャップに耳を奪われてしまいます。
完全にエレクトロに特化している「仮想不夜城」と、ゴリゴリのバンドサウンドで攻める「Levis est fortuna:id cito reposcit quod dedit.」。
どちらも、彼らの音楽性のファクターではあるのですが、極端にどちらか一方に振り切って曲を構築しており、どちらも「らしい」のに、まったく違うバンドのように振舞ってみせる遊び心。
フルアルバムだからこそ、可能となる試みだったでしょう。