安眠妨害水族館的 2010年上半期CD大賞 ~シングル編~ | 安眠妨害水族館

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オバンギャと初心者に優しいヴィジュアル系雑食レビューブログ

こういう企画に憧れていました(笑)

1月にV系オンリーブログをはじめて、はや半年。

その半年の間に発売されたCDを、勝手にランキングいたします。


まぁ、あくまで僕が聴いたCDに限定されますんで、好みは偏るのでご了承ください。

本日は、手始めにシングルランキング。



第5位

末路/東京ヒーローズ
¥1,260
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詳細なレビューは<こちら

歌謡ロック、ロキノン系、バラードと、バランスのとれた3曲が収録された「末路」。

今年になって、ようやく東京ヒーローズを見ることができましたが、曲のセンスも実力も十分にあるバンドだと思います。

彼らの王道路線の「末路」も軽快で好きなんですが、何といっても、東京ヒーローズの新境地を見せた「humanity」が格好良い。

文句なしのランクインです。



第4位

Pledge/レイラ
¥1,575
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詳細なレビューは<こちら
オリジナリティ、という意味ではまだまだの部分も多いバンドですが、美しく幻想的なメロディにノックアウトされてしまいました。
どうやら、僕がi-podでここ最近で一番再生したCDだそうです(笑)
良くも悪くも、ラルクっぽさがあり、クリアなギターと透明感のあるメロディラインが印象的。
最近発売されたシングルもなかなか良い出来だったので、バンドの期待値も込めて、4位にランクインとさせていただきました。


新人賞
 

パーソナリティ/THOMAS
¥1,050
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トップ3の発表の前に、新人賞。
まだまだ小さいバンドですが、結成1年とは思えない迫力ある鬼気迫るパフォーマンスは、是非ライブで見てもらいたい。
ロキノン系ロックを、ヴィジュアル系の音に昇華させたような、ストレートに見えて癖のある音楽性が格好良いバンドです。
ほんのりデジタルな要素が入るのも面白い。個人的には、上半期、最もライブに行ったバンドでもあります。


第3位


世界を撃った男 case1 トカレフ/ケミカルピクチャーズ
¥1,575
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トップ3は、本当に迷いました。
ケミカルピクチャーズの5枚連続リリースの第1段。
第2段のベレッタもかなり格好良いんですが、第1段のインパクトは強烈すぎました。
とにかく激しく、感情を吐き出すてんてんさんのボーカルがたまらない。
半SEの1曲目も含めて、4曲全部が熱くて、エモーショナル。
刹那的な輝きを放つ、CPSの代表作になるべき1枚。


第2位


翻弄/大佑と黒の隠者達
¥1,260
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the studsの大佑のソロプロジェクトを2位に置いてみました。
どんな音楽性になるのかと思えば、蜉蝣を彷彿とさせるエログロ王道ヴィジュアルロック。
the studsの大人びた渋いロックンロールも良いんだけれど、こういうメロディアス路線のほうが彼には合っているな、と思わざるを得ない1枚。
タイトル曲「翻弄」は、キャッチーなサビのメロディが特徴的なストレートナンバー。
c/wの「ザッヘル」は、彼らしいSMをテーマにしたぐちゃぐちゃな曲。
大佑がのびのびやっているな、という懐かしさから、すっかりハマってしまったCDです。


第1位


少女のクオレ/amber gris

¥1,500
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文句なしの1位です。
手鞠さんの世界観、大人びた落ち着いた曲調、キャッチーなサビ。
どこをとっても、非の打ちようがない作品。
まだまだ伸びしろのあるバンドですが、2ndシングルにしてこのクオリティは素晴らしすぎる。
もう何年もやっているような精錬された音楽と、抑揚のあるドラマティックなボーカルは、amber grisの強い武器ですね。
爆発的に売れる曲ではないのだろうけど、心にすっと入ってくる3曲は、世界観のあるヴィジュアル系バンドが好きな人だったら、絶対聴かなきゃ損だと思える1枚です。


さて、いかがだったでしょうか。

結構無難だな、と思う人もいれば、趣味悪いな、と思う人もいるでしょう。

音楽の好みなんて主観なんで、力を抜いて楽しんでいただければ幸い。


ランクインしなかったけど惜しかったあたりでは、ヴィデオグラマァの「腐乱だ、明日」や、ゾロの「GOLD CAED」も良く聴きました。

ケミカルピクチャーズは、ベレッタとの2枚同時ランクインもあり得ましたね。

ハズレがないバンドで頼もしいです。


もともとシングルはあまり買わない(アルバムを優先的に買う傾向があるので・・・)のと、会場限定や無料配布といったレアモノはあえて対象外にしましたので、母数としては多くはなかったのですが、それでも密度が濃いCDがたくさんあって、選考は難しかったですね。

もし、ブログがあと半年続くようなら、ぜひ下半期もまたやってみたいです。