THE BACK HORNが主催のイベントに行ってきました。
全国7箇所で、それぞれ3days、3マンを行うというツアー。
それぞれのライブ会場・対バンも流動するという、なかなか面白い試み。
今回、その皮切りとなる仙台の2日目に、帰省もかねて行って参りました。
場所はフォーラス地下のジャンクボックス。
考えてみたら、仙台に住んでいた高校生のころ、JILSの地方初ワンマンを見て以来のハコでした。
縦に長く、ステージが低いため、背の低い僕はほとんど見えないのが難点・・・
(あ、ライブレポについては、V系以外の話題も書いていきます! 興味ない人は読み飛ばせ!)
WRECKingCReW
男女ツインボーカルで、音楽性的にはHAWAIIAN6に近い感じ。
アルバムを2枚ほど聴いていて、好みの音だったので楽しみでした。
アクトも激しくて、楽器持ちながらなので稼動範囲は狭いながら、結構動き回るステージング。
女性のほうが、鬼気迫る歌い方で圧倒されましたね。
女性が髪を振り乱しながらギター弾くのって格好良いですよねー。
速い曲中心のセトリで、最初からかなり盛り上がってました。
潔いシンプルな構成が多い中、女性ボーカルを立てるメロディ要素もあって、面白い。
ラストはジブリの「君を乗せて」のパンクアレンジでのカバー。
もうちょっと、アレンジの幅があっても良いのかなと思うけど、また見たいな。
人が多くて手元が見えなかったのが残念。
バックホーンとは10年来のお付き合いだそうで、ベテランらしい迫力のあるライブでした。
DOLCE
こういうジャンル(オルタナ系?)に、こんなに世界観を持ったバンドがあるとは知らなかった。
MCもなく、SEを効果的に使いながら、全曲を通してひとつの物語のような統一感のある世界観。
かなり格好良かったです。
こちらも男女のツインボーカルなんですが、1バンド目とは対照的で、淡々とした雰囲気重視の男性ボーカル、メロデアス部分を担当する女性ボーカルが、どこかミステリアスな雰囲気。
ひたすら暗く、我慢して我慢して、最後のほうにやっと開けた展開になるという構成の曲が多くて、音楽性的にはやや違うかもしれないけど、MUSEとかが好きな人は良いかも。
ただ、客層が狙ったところと違ったのか、モッシュができる部分だけ盛り上がって、それ以外はつまんなそうにしている客が多くて・・・
V系ほどじゃないにしても、音楽聴きに来たんじゃなく、暴れたいだけの人も多いんだなぁと、残念に思った。
実際、途中でダレる曲もあったし、とっつきにくいバンドだと思うから、賛否両論だとは思うけど。
今度は広いハコでまったり見たいな。
THE BACK HORN
前のほうは、すし詰め状態で、本当に死ぬかと思った(笑)
モッシュしないと逆に危険な状態だったので、とりあえず暴れてみました。
1時間以上おしくら饅頭してるようなもんだからね。
熱いライブでした。
セトリは以下のとおり。
1.野生の太陽
2.罠
3.サニー
-MC-
4.桜雪
5.世界樹の下で
-MC-
6.戦う君よ
7.コバルトブルー
8.無限の荒野
EN
9.上海狂想曲
10.刃
なんか、短く感じたと思ったら、アンコール合わせても10曲しかやってない。
3マンの主催者なのだから、もっとやっても良かったのに・・・
「コバルトブルー」、今日は中盤にやるんだ!と思ったら、終盤だったという。
でも、セトリ自体はかなり良かった。
「野生の太陽」や「桜雪」は個人的には初めてだったし、新曲の「戦う君よ」も疾走系で格好良かった。
その後の王道の流れも健在で。
初期の曲も最近の曲もやる構成だったけど、全然違和感がなく馴染んでいるのはさすが。
進化はしていても、音楽性の核になっているところは変わっていないんだなーとしみじみ思います。
岡峰氏は髪を切ってスマートになった印象。相変わらずベースフレーズはマニアックで。
栄純氏のパフォーマンスも激しくて良かった。まっつーは見えなかった(笑)
山田さんも、いつも強く煽るわけじゃないけど、表現力のあるボーカルさんなので自然と体が動く。
あんまり見えなかったけど、地元の小さいハコで武道館規模のバンドがアクトするっていうのが、なんか感動的でもあった。
はじまる少し前から雪が降ってきていて、「冬のミルク」とか聴きたかったなーという気持ちもあったけど、遠征してよかったなと思いました。
とにかく、アツかったとしか言いようがない(笑)
びっくりしたのが、アンコールが終わってから客が掃けるまでが早い!
あっという間に誰もいなくなって、周りにも溜まっていない。
非常にマナーが良いなと思いました。
(終電の時間が東京より早かったり、雪で外にいられないっていうのもあるのかと思いますが。)
本当は、13日のゼップ仙台のチケットもあったのですが、会社のテストが入ってしまったので、泣く泣く帰京。
あー、行ける人うらやましいです。
僕の好きなバンドは、僕の休みの日にライブやるようにしてほしい(笑)