私は、年齢もそこそこで、適応障害を患うまでは、セクションリーダーを担っていた。


現在は後輩を育成し、私自身は最前線から抜けている。


自分の精神状態を上手くコントロール出来ない。


少し思考を深く巡らせると、急速に頭の回転が鈍り、ネガティブな精神に移行してしまう。


また、目眩、手足の痺れ、動悸、呼吸が浅くなる、などの症状が発生する。


その為、現在では派遣社員の人と変わらないようなポジションを希望し、その中で働いている。


更に、月3〜5回は急な欠勤をするし、加えて、月5〜7回は早退をする。



会社も、それを受け入れてくれる。

というか、予めそれを考慮した上で業務配分がなされている。


不要な業務だけを回されるという事も全くない。


先日の面談においても、勤務態度について指摘を受ける事は一切無かった。



面談の際に上司から頂いた言葉は、

『◯◯さん、まずは社会復帰、おめでとうございます。

今後は、以前のように働くというよりも、持続可能なご自身の働き方について考えて頂きながら、無理のない範囲で、業務を担当して頂ければと思います。

私も、皆さんも、◯◯さんの事を本当に頼りにしておりますので、今は無理をしないで治療に専念して下さい。』

というものだ。



後輩たちの反応はどうか?

私が出社すると、にこっと笑って、

『◯◯さーん!』

と手を振ってくれるではないか。


人によっては、

『大丈夫ですか?

僕らサポートしますんで、辛かったらすぐ教えてください。』


先輩方は、

『〇〇君、真面目なんだから、無理しない方がいいよ。』



何とありがたい事か。


一部、後輩は、

『◯◯さん、今日こんな事があって、こういう問題がこのようになっているんですが、これってどうしたら良いですか?』

みたいな事を聞かれて、

(うわぁ、今の私に、それ聞かないで欲しい…その事を考えると、精神が乱れる…やめてくれ…)

という事もあるけど。



それはそうとして、恐らく一般的な企業であれば、精神病を患い、満足に働かなくなった人間に対して、ここまで優遇的な対応を取る事はしないと思う。


ホワイト企業って素晴らしい。



とは言え、これに甘んじ、永遠にこんな働き方をしていく訳にもいかない。

これは、世間体ではなくて、私の意思として、会社に貢献したいのだ。


周囲のスタッフに対して、力になりたい。

一緒に業務改善を担って、同じステージで一緒に頑張りたいのだ。


で、良い給料をもらって、家庭を安定させたい。

私は良い生活をしたいし、妻や子供に良い生活を提供したいと思っている。




ぶっちゃけ、自分で言うのも何だけど、私は結構この会社に貢献していると思う。


人格面でもそこそこ評価を受けているので、今こんな有様でも、許されている所があるのだろう。



まぁ、根が真面目で、他人には親切であろうと心がけていたからこそ、精神が疲弊し、適応障害にまで事が及んだ、とも取れるが。



精神疾患には波があるが、昨日の午後あたりは極めて症状が酷く、会社を早退して、自宅のソファで泣いたり唸ったり、叫んだりしていた。


本日は、良好だ。

午後も頑張れそう。


会社の同僚や後輩とも、楽しくお喋り出来て、気分が良い。



いつも、今のような状態なら良いのに。


また落ちるのは嫌だ。

でも、恐らく、確実に落ちる時はくる。



この繰り返し。

健康が欲しい。



鬱とか、躁鬱とかではなく、とりあえず適応障害ぅて事になっているから、きっと私は回復する。


そう信じて、日々を過ごす。


絶望的な状況ではない。

頑張りすぎただけだ。

必ず回復する。

希望を抱いて今日を乗り換える。