それでは早速振り返ります。


まずは物理

今年の物理はかなり難化しました。


東工大の物理は大きな大問が3問あって、それぞれに小問がついている感じです。

力学と電磁気は絶対で、あとは熱か波動です。原子も一応出題範囲ですが、滅多に出ません(去年でたけど)。


そして特徴的なのが、記述式ということです。

過程をかく欄と答えを書く欄が分かれていて、自分の言葉で説明する事が必要になってきます。

故に、記述力も大きなポイントとなってきます。

仮に答えが間違っていても、過程で部分点が貰えることもあるみたいです、てかあります。僕の点数的に。


難易度はかなり高く、東大京大には及びませんが、その次に難しいと言っても間違いでは無い気がします。阪大とかの問題見てないからあんま分からないけど。

また、数学チックな問題が多く、高校物理の範囲内で微積物理のような事をする誘導がついた問題などが見られます。

あと答えもかなり煩雑になります。やめてくんねえかな。


今後の対策は、数学とほぼ同じなのでそこでまとめて話そうかなと思います。

参考書としては、今重要問題集の3周目に入っているので、あと2周くらいして正答率が9.5割くらいになったら名門の森か難問題の系統とその解き方のどちらかに移りたいと思います。その後に過去問演習です。

物理は得意科目なので、最低でも100点取れるくらいの実力はつけておきたいです。


次、問題児の数学

東工大の数学は皆さんご存知の通り、東大に引けを取らない難易度となっています。

大問が5つで180分の試験となっており、計算が非常に重い問題が多いため、思考力、計算力、記述力、そして忍耐力という全ての数学力が問われる試験です。

それに300点と配点も非常に大きい為、数学の出来次第で合否が決まるといっても過言では無いです。実際僕はそれで落ちました。


では僕の何がダメだったか。これはズバリ、思考力不足に尽きると思います。


どういう事かと言うと、東大京大東工大レベルの数学となると、ほとんどが初見問題で構成され、今まで得てきた数学の知識や技能を如何に応用するかが鍵となるのですが、僕はその応用する部分の練習が全く足りなかったということです。


他の旧帝大や早慶は、この応用力が欠けていても典型問題をしっかり解き切る力があれば合格点は狙えると思います(阪大と名大は厳しいかも)。

これが東京一工と地方旧帝大の大きな違いの1つです。


実際、僕は典型問題を解く力はあったのだと思います。

その証拠として、典型問題が多い横国後期の試験は合格していますし、8月の河合の全統記述模試では数学の点数が185/200で偏差値78を取っています。

故に、数学が出来ると勘違いし思考力という曖昧な概念の壁に阻まれた事に気付かないまま本番を迎えてしまったのです。


じゃあどーすればいいんやと。もう分かっています。考え倒せばいいんです。


現役の時は時間が余りなく、一つの問題をじっくり考える事を時間の無駄だと捉えてしまっていました。


ですが、浪人生は時間があります。

なので、分からないと言ってすぐ解説を見るのではなく、ひたすら粘る。粘り続ける。その日に解けなかった問題は次の日に回すとか、1週間後にまた解いてみるとか、そんくらいしてもいいと思います。というかすべきなんでしょう。


これは物理にも言えます。というか、物理は現役の時そうしていたんです。数学より解くハードルが低いので、物理なら何とかやれたのです。

すると、初めは伸び悩んだ点数も急に伸びるようになり、難しい問題でも頑張れば解けそうといった自信までついてきました。

実際僕の3年4月時点での共通テストの物理の点数は45点です。そこから本番で100点を取るまでになった訳ですから。


なので、数学でもきっと同じことをやればいいはずです。物理より時間はかかるでしょうけど。


よって今後の対策は考え倒すことです。

参考書としては、現段階で1対1対応の演習の6周目に入っているので、7周目が終わったあたりから新スタンダード演習に入ろうかなと思っています。

そうして基礎や標準レベルの問題をガチガチに固めた後、思考力を強化する為に主に過去問を用いつつ、場合によっては上級問題精講やハイレベル理系数学を使おうと思います。

そして入試数学の掌握にも触れられたらいいなと思っています。


しかし、これら全てをこなすには恐らく7割くらいの時間を数学に注がなくてはなりません。

それがやれそうならいいのですが、ほかの教科に力を入れた方が効率がいい可能性が大きいので、そこはその都度考えようと思っています。


数学が一番の敵。逆に、数学さえ克服すれば絶対に受かる。

ということで、今後も頑張っていこうと思います。


次回は第1回駿台atama+共通テスト模試自己採点です。それでは。