4ヶ月ぶりの職場です。

緊張しすぎて気持ち悪くて1週間昼ご飯たべられないwとかw。

今はモリモリ食ってます。

ありがたいことにスタッフのみんなは、あたたかく迎えてくださり、

「無理しないで!」とか「力仕事はやらなくて良いから」とか

ありがたくて申し訳なくて良い歳してリアル泣きましたw。

利用者様のお年寄りは当然ですが「あら新人さん?」の感覚で、施設長が気を使って

「Fさん、真魚さん帰って来て良かったね」

と言ってくださっても

「‥は?」

な反応。

けっこう意思疎通ができてたのになあ。

暴言はいて脱走しようと歩き回っていた方が入院し戻って来たらとても紳士になっていたりもありましたが、まあ、たかが4ヶ月されど4ヶ月。

前にも書いた通りお空に行かれた方も。

と、言う事で復職しました。

まだ以前通りにはいかないですがお仕事しています。

利用者様の短期間の変化にも驚きながら、まったく変わらず「お前をコロスー!しねー!ババア!」と叫ぶジーチャンや、これも変わらず服をしゃぶってビショビショにして「寒いんだけど」と言うバーチャン相手にだんだんと感覚を取り戻しています。

さて、

来週のサザエさんいや、マナさんは!

マナ、労災申請にあたふた

他、2本でーす!

ふんがふっふ!

父が亡くなった時、

大好きな叔父が亡くなった時、

泣かなかった。

私のなかで天寿をまっとうしたと思ったから。


仕事柄、死は身近だ。

だけど「お疲れ様でした」と見送れる。


だけど、だけど。


小さな命が消えるとき、私は直接の知り合いではけど。

心が痛い。


残されたパパ、ママ、お兄さん。

そしてたくさの方。

どんな言葉も思いついては消えて何か言いたいのにいえない。


 もう、苦しくないね。

右腕の骨折はだいぶ良くなり医師から「もう何やってもいいですよー」と言っていただき5月から職場復帰です。

余談ですが、今回から担当の医師が代わりました。

今まで若いイケメン先生で少し残念だったのですが、新しい先生も若いイケメン。

ここ、オーデションがあるんか?


職場は介護なので「3ヶ月の間で変化はあったかなあ、みんな(利用者さんのお年寄り)大丈夫かなあ」と同僚に復帰の報告をかねて聞いてみると。


「Tさん、Nさん入院したし、   Hさんはお空に」


あああ、Hさん。かなり認知症が進んでました。

休職する前から食事、水分がとれなくなり寝たきりではないけど傾眠が増えて心配していました。


Hさんはかわいいおばあちゃんで、年長者に対して「かわいい」とは失礼だと思っていり私ですが、かわいいのです。

カチカチ山の絵本が好きで「カチカチやまー」と言いながらページをやぶくので補修に苦労しました。


オムツの中の排便を触ってしまい、汚れた手を「何これー!紙(ティッシュ)ちょーだい!」と大騒ぎ。

タイミングよくトイレで排便できたらそれを見て「誰がしたのー?」と大騒ぎ。


そんなかわいいHさん。

生活保護で身内の面会などありません。

時々

「ビール持ってきて!」

「呑みな!」

「いくらなら払える?」

など威勢の良い声ではっきり言う事があります。

Hさんは若い頃は飲み屋を経営し子どもも3人いるがそれぞれ父親は違うとか。

施設長は常に娘さんの名前をHさんとの会話にからめて連呼していましたが私が聞く限り反応はなかったです。


音沙汰もない娘さんの名前を言われて少しでも思い出したら、それこそ残酷では?と思ったのですが。


Hさん、食事が進まなくなり介助しても食べなくなりウトウトする事が多くなり、

人間は食べなくても良い、飲まなくても良い状態になって終わりを迎える準備をしているんじゃないかなあと、どこかで聞いた事を噛み締めています。



同僚から

「Hさんは老衰だって」

との言葉に


ああ、やっと何にも心配しなくていいね。

店や、子育てや、

絵本もやぶいていいし

ウンチ触っちゃっても「うわー!」「何やってるの!」なんて言われずにあっと言う前にキレイになってるよ。

あ、ウンチしなくても良いかも。


貴女の人生は、私にははかりしれません。

幸せだったか、後悔したのか。

終わりは

幸せだった?

私の事は記憶にないかもしれないけど

貴女の生きた記憶は私にはあるから。