今日はこの日が来るのが憂鬱だった歯の手術の日。

正確には手術とは呼ばないのかも知れないが、複雑そうな手順をあらかじめ聞いていたから、非常に気が重かった。

 

その手術(と呼んでしまいます)の名は「意図的歯牙再植術」という。

 

専門用語をできるだけ使わずに説明しよう!

「意図的歯牙再植術」とは根管治療が困難な歯を一度抜いて、外で治療してから15分以内にまた元に戻す、という手術なのである!

 

根管治療を経験したことがある人は結構いると思う。いないか?まあいい。僕は中学生の時から何度もやってきたのだが、とにかく根管治療というのはとても難しく、治したと思っても「まだ治ってませんでしたー」とばかりに症状が再発することがあるのだ。

 

数年前、丸2年をかけて4本の根管治療をしたのだが、そのうち3本は見事に完治した。中学生以来の悩みの種が50才を超えてから解決したのだ!万歳!

しかし残りの1本の治療が誠に残念ながら困難を極めていて、数ヶ月前に症状が再発。もうこれまでの治療方法では限界、ということで遂に今回の手術となった。

 

炎症が思ったより深く進行していて標準の3倍の麻酔を打っても完全には効かない…という状況での抜歯は個人的には修羅場であったが、先生のおかげで手術はなんとか無事に成功したのであった。もうちょっとで泣くとこでした…。

 

 

完全に治るまで数ヶ月。

これからしばらく、右側ではものが噛めない。

しかし、口腔ケアこそが健康の最重要ポイントだと思っているので数ヶ月なんてどうってことはない。

今日は正直言って悪夢の数十分だったが、これでようやく大きな問題が一つ片付いたのだ。

やって良かった。先生、ありがとうございました!

 

 

痛み止めを飲んで、昨日番組に遊びに来て下さった要さん率いるスターダストレビューの青森公演へ。

 

会場で茅原(ちはら)さんに再会。

茅原さんは1998年から今までずーっとスタレビのPA(音響)ハウスオペレーターだ。ハウスオペレーターと言うのはお客さんに聴かせる音作りを担当する、PAセクションの中での最重要人物のこと。

そう、あなたが1998年以降に行ったスタレビのライブでのサウンドは茅原さんが作ったものだったのだ!

 

その茅原さんがジガーズサンのハウスオペレーターになったのはさらに遡って1993年頃。その後、僕がソロになってからもずーっと茅原さんが担当してくれているから付き合いは間もなく30年になろうとしている。マネージャーと3人だけで、楽器車を順番に運転しながら30本ぐらいのツアーを回った時は楽しかったなー。

誕生日も同じ(年齢は違う)ということもあって、僕にとって茅原さんは特別な存在なのだ。

 

その茅原さんと。

 

 

おかしいな。

こんなに背が高くなかったぞ…

 

 

ほんとはこう。(階段の1段上にいた)

 

相変わらずの歌がちゃんと聞こえる、いい音。

来年はジガーズもデビュー30周年。一緒に旅に出たいねー。

 

 

ということでスターダストレビューのライブ。

休憩ありの3時間超え。しかも休憩中もライブグッズ紹介で要さんはずーっと喋っている。

歌いまくり、喋りまくり、ギター弾きまくりの3時間。

こんなツアーを今回は103公演。今年の1月から始まって今日で61本目だという。これを来年の4月まで続けるわけだ。

 

このコロナ禍にも関わらず今年の1月からツアーに出たという事。これまでの61公演の中で中止になったのは1本だけだった事。あの8月の第5波の時でさえツアーは中断しなかった。

…考えれば考えるほどとんでもないよなー。


これまで、この2年近くを自分なりに考えて行動してきたつもりだったけど、スタレビを見ていると「僕はコロナを言い訳にして思考停止していたのではないか!?」と胸に手を当ててしまった。

 

 

終演後、一緒に行った美玲を連れてご挨拶に。

穏やかに丁寧に楽屋挨拶の人たちに対応する要さん、そしてスタレビの皆さん。これからバスで次の街へ移動するのだという。そして明日もその街であんなライブを3時間やるわけだ。

 

偉大すぎる先輩。

頑張って背中追いかけます。

 

まだまだ続く長いツアー。

どうぞお気を付けて。

 

 

今夜、歯、痛くならないと良いなー。

 

 

 

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