明け方、ようやく全曲のミックスがあがった。
寝たら起きられないと判断し、家に帰ってシャワーを浴びてそのまま新青森駅へ。始発に乗ろうと思ったがそこは間に合わず2本目の新幹線に乗る。
車内で爆睡するべく睡眠用麦ドリンク注入。
11時から都内、バーニーグランドマンマスタリング東京にてマスタリング開始。
マスタリングという作業は非常に重要なの作業なのだが説明するのはとても難しい。曲ごとにバラバラな音質や音量をすりあわせ、曲間の秒数を決め、考え得るあらゆる環境で、できるだけ良い音で聴いてもらえるように調整する…と言えばわかるかなー。
となりのスタジオにベーシスト&アレンジャー&プロデューサーの亀田誠治さんがいらっしゃって久々の再会。1998年にレコーディングした「Happy Birthday」のベースは亀田さん。「50過ぎたら楽しんでやるしかない」との言葉に激しく同意。
今回のアルバムはレコーディングされた時期が2012年3曲、2013年2曲、2017年6曲、ライブバージョン1曲…ということで環境や音質がバラバラだったため、いつもに増してマスタリングが重要だ。
2009年から、僕が関わるほぼ全ての作品のマスタリングを担当してきてくれた山崎さん。今回もその才能を遺憾なく発揮し、極上のサウンドに仕上げてくれた。
約8時間かかってマスタリング終了。
何度経験してもたまらない気持ちになる「通し聴き」の時間がやって来た。
19年ぶりのアルバム。その間、様々な出来事や気持ちの移り変わりがあった。
そこを超えての8枚目のアルバム。ほんとに完成するんだな。
曲間できになるところが3ヶ所、そして僕は気にならなかったが山崎さんが音質が気になったという曲を3曲修正して、遂にJIGGER'S SON「SOUND of SURPRISE」は完成したのだった。
間に合った…
夜、渋谷で元サムシングエルスの今井と飯。
今井は前日が誕生日だったということでアルバムの完成と一緒にお祝い。
今井は元々JIGGER'S SONのファンだったからダブルで嬉しかったに違いない。(断定)
この日はワールドカップ予選があるということで渋谷は厳戒体制。
そして日本代表が試合に勝ったということで案の定こんな感じ。
そこからさらに三茶に移動して2軒目。
徹夜明けと、アルバムが完成した喜びですっかり酔っ払ってしまった。
ホテルに着いて部屋に入ったところまでは覚えていたが、気がついたら朝。服を着たまま寝ていたのであった…