$坂本サトルオフィシャルブログ「日々の営み public」Powered by Ameba

スタジオ作業続行中。

集中してものを考えたり作ったりしていると、時々ある領域に達する事がある。
思考回路が一点の曇りもなく澄み切って、その楽曲の奥へ奥へと入り込んでいく感覚。
そう言う時には必ず「やった!」と叫びたくなるようなものが出来て、実際「やった!」と叫ぶのだ。
それがついさっき来まして、一人大声をあげたところ。

高校生の頃、数学の問題を解いている時に同じような事が度々起こった。
公式という武器を持って、問題の奥へ奥へと入り込む。
夢中になって答えを求めているうちに周りの音や景色が見えなくなって時間の感覚さえなくなっていった。
遂に答えに辿り着いた時にはすっかり興奮状態で、達成感というか脳みそにシワが刻まれた感というか、とにかく非常にいい気分になった。結局その導き出した答えが間違っていたとしても。

「勉強なんて社会に出たらほとんど役に立たない」とはよく聞く言葉だが、僕はそうは思わない。
学んだものを役に立てるか立てないかはその人次第だ。
僕の今の仕事には微分積分など全く関係がないが、ものを考える時の集中力はあの数学の時間に培ったのだと思っている。


数日前、スタジオにスーパークールなエスプレッソマシンが届いた。
お世話になっている方から「これが新しいスタジオに合うと思って」と贈っていただいたものだ。
このマシンで作るエスプレッソの旨い事!
今まで飲んでたコーヒーって何だったんだ!と衝撃を受けました。
多い日には1日に10杯ぐらい飲む事もあって、ああこれがあの領域到達への手助けになったのかも。

明日が締切。
今日は朝までコース決定!