青森県弘前市出身で今や世界的に評価されているポップアート作家、奈良美智さんの企画展「君や 僕に ちょっと似ている」が今日から青森県立美術館で開催される。
そのスタートを記念して美術館内にあるシアターで行われたヒートウェーブ山口洋さんのライブにお邪魔した。
開演前までの1時間は奈良さんご自身がハガキ(メール)を読んだり、好きな曲をかけたりという貴重なDJタイム。
舞台奥での生放送ということでご本人のお姿は会場からは見えないが、意外な選曲と時折津軽弁を交えての地元トークに会場はすっかり和まされていた。

久々に見た山口さんのライブは相変わらずキレキレで、唯一無二の圧巻ライブ。
サポート、というか共演者のキーボーディスト細海魚さんは大の奈良ファンということだったが、なんと本番前に奈良さんが細海さんのキーボードにイラストを描いたのだ!

ライブ終了後、楽屋で細海さんにお会いすると「今日はもう演奏なんてどうでも良かった」と言ってしまうほどの舞い上がりっぷりだったとのこと。

初めてお会いした奈良さんは物腰の柔らかい穏和で素敵な先輩、という感じ。
品の良い美術学校の先生、という感じもした。
奈良さんの同級生で、僕も何かとお世話になっている弘前アサイラムの斎藤浩さんに「奈良さんにご挨拶させて下さい」と話すと「えー、さっきサトルくんが話してた人が奈良だよ」
…という大変失礼な一件があったのだが、全く気にしない!という風でニコニコ笑っていてくれました。
奈良さん、そして奈良さんファンの皆さん、申し訳ありませんでした…。

はるばるタイからもファンの方が参加した今日のライブイベント。
さすがは世界の奈良、と思わされたがご本人は「世界的に有名な…」などと言われる事を嫌っている、とのこと。

展覧会を見た山口さんはライブの中で「震災からの1年半であれだけの創作をしたということに圧倒された」と語っていた。
僕は今日は展覧会の方は見ることが出来なかったが、入場券は入手済み。
いつ行けるかな?

青森県立美術館での奈良美智展は来年1月14日まで開催。
その後は熊本に巡回するとのこと。


奈良さんが細海さんのキーボードに描いたイラスト。
たくさん撮ってきたんだけど掲載は自粛。
俺もギター持っていけば良かった!


●奈良美智「君や 僕に ちょっと似ている」
http://www.aomori-museum.jp/ja/exhibition/49/index.html

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