血液型診断は、日本特有のものであることは、皆さんご存知だと思います
昨今、血液型別で発売された本が、売れているそうです
でも、何故日本人だけがこうまで血液型というのに敏感なのか?
確かに、韓国や台湾でも人気はありますが、多分日本から伝わった文化です
この文化が消えない理由は、何でしょう?
それは、マスメディアの効果でしょう
血液型診断は、既に「根拠たる統計結果の不足」といった理由で学会で否定されているもので、そもそもその事実すら知らない人がいます
それは、マスメディアでそれを明確に明かして折らず「血液型占い」などいまだに多く放送されているからだと思います
「占い」はあくまで気持ちの問題です
確かにテレビなどで、血液型による分類はなされておらず、占いにとどまっているのもまた事実
しかし、実際に「血液型の分類」が経済的効果を持ち、それが確固たるものとなってしまっている現状が、いまだに消えない血液型診断の礎ともなっていることは確かです
俺自身、別に信じるのは人それぞれと考えているので、消す必要性はないとも考えますが、実際に血液型で性格を判断されるのは不快に感じる人もいるし、このままでよいとも思えません
血液型はあくまで個人のみで楽しむべきであり、それを認識すべきだとも考えています
しかし、その文化が定着した現状において、「社会心理学」という形で私たちに直接関わりのある物になっています
多分、いつかは自然消滅するとは思いますが、それまでにはかなりの時間を要すことでしょう