赫々然々 | 冬の世界の中心の私の猟奇的な彼女の頭の中のさらっとしぼった消しゴムのソナタ?

メメント、マシニスト、ナルコ!が今みたい洋画です


どれも睡眠障害を題材とした映画なんですが、タイプはまちまちです



幽体離脱という現象をご存じない方は少ないはず

別名体外離脱といって、日本ではそれを霊的なものと捉える傾向があり、幽体離脱という名で広まったらしい


こういった例にも現れている通り、日本は昔から霊的なものを信仰、認識していると思える



霊は存在しないという立場をとっている俺も、違和感を感じたり、不安定な気分を味わうことがある


例えば、一人で家にいるときに、物音がした気がして1階に下りてみても何もない

それ以前に、どんな物音がしたのかすら曖昧になっていることも多々ある


霊の存在を否定する根拠など持っているわけではないが、実際目にした事がなければ信じがたい


そもそも、近い友人が心霊写真を撮ったなどの話も聞かないので、所詮捏造されたもの程度に考えてしまう

事実の確認には本人との直接的な対話が必要だと考えているので、それすらできない俺は多分一生信じることはないだろう



しかし、違和感を感じるには事実

道を歩いていて、ふと気付くと見知らぬ家の屋根や、駐車場、道に止まっている車の下などをじっと見つめていたことがあった

何かがあったとかではなく、ただ一点をジッと見つめているのだ

自分のしている行動に、自分の意な介さない点があるというのは、いささか不安だ


想像だが、俺は霊的な体験を欲しているのかもしれない


理由は知らないが、そうでもなければそんな行動は起こさないはずだ



しかし一向にそんな体験はない


体験がなければ、信じない



そんな連鎖が起こっていて、いつかはそんな行動もなくなるだろう



もしも幽霊を見たなんて人がいたら教えてほしい

もちろん自分自身の体験だ

注意点は、幽霊自体を見た人だ



もちろんそんな人はいないだろう


幽霊なんてのは、日本人の意識の深くにある願望以外の何者でもない



俺はその願望を早く消し去りたい