プロのつぶやき1266「お手本にしているお店」 | 千葉市のスペシャルティコーヒー専門店・さかもとこーひーブログ

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*千葉市中央区のコーヒー豆の店さかもとこーひーです。
*完熟した実を選別収穫した豆を、毎朝ドイツ製プロバット焙煎機で…際立った香り、爽やかな甘さになるよう焙煎して、全国に発送しています。
http://www.sakamotocoffee.com 

 

プロのつぶやき1266「お手本にしているお店」

 

ネットショップを一本化しました。 http://sakamotocoffee.shop/ お支払いは・・・【クレジット決済】【PayPay決済】【amazonPay決済】【代金引換】【コンビニ支払い・銀行振込】になります。(卸のお客様は「卸のご案内」ページから登録をお願いします。)お手数おかけしますが、よろしくお願いします。

 

梅雨入りが6/7頃とニュースでありましたが・・・少し遅れているようです。これから梅雨と真夏の体調崩しやすい季節になっていきます、くれぐれもご自愛ください。坂本の梅雨対策は美味しいもの食べて、ライブや映画で笑ったりジーンとしたりってところですかね。睡眠はいつでもしっかり取ってますし・・・。

 

先日の月曜日は、コーヒー仲間を誘って、巣鴨のときわ食堂で一杯やって、立川小春志月例独演会文京シビックホールまで行ってきました。弟子がなかなか続かない談春師の下で唯一残り、しかも女性・・・談春独演会で前座の頃から知っていますが、その頃からしっかりとした高座でした。が、真打まで17年かかりました。真打昇進の会はチケットが取れなかったので、今回が真打になってはじめてでした・・・さすが真打らしくなって、5年後10年後が楽しみです。

 

火曜日は「トノバン 音楽家加藤和彦とその世代」を千葉劇場で観てきました、観客は同世代ばかり。帰ってきたヨッパライが小学校6年で・・・その後の「あの素晴らしい愛をもう一度」・・・ミカバンドの「タイムマシンにお願い」と印象的でした。北山修さんが「少年の頃から感じていたであろう居心地の悪さ」と言っていたのと、坂本美雨ちゃんの「練られたシンプルさ」というのがとっても心に残りました・・・そして、ラストのコーラスでジーンときてしまいました。

 

戦後が終わって、輸入文化をジャポニゼしていった先駆者でしょう・・・坂本自身もインディーズとして紅茶だコーヒーだと輸入文化を日本の暮らしの中でどう届けるかの50年でしたので、色々と思うことがあります。

 

さらに、木曜日にはラジオビバリー昼ズ 放送35周年記念「月刊Takada 丸ごと一冊高田文夫」が届いて、関東の大衆芸能好き、ラジオ好きには大好物です(笑)高田文夫センセーは6月で76歳・・・笑芸の基礎教養のセンセーですね。「人気とは高さより長さである。」が響きます。

 

そんなこんなで・・・今年になってから千葉でもカフェやレストラン等飲食店の閉店が目立っています。カフェやフレンチやイタリアン、クラフトビール等々ファッション性を売りにしているような店が厳しいようです。

 

一方、町中華・町蕎麦屋・町寿司屋・定食屋等新メニューとか無くて、ずーっと同じでも繁盛しているお店があって、色々と考えます。(それらは業種としては衰退してきたのですが・・・繁盛店は変わらず繁盛していますね。)

 

さかもとこーひーが商売で心掛けてきたのは「全盛期の無い商売」で、目指してきたのが「デパ地下に出ない老舗繁盛和菓子屋」なんです。

 

神田お茶の水界隈で昔から好きで憧れた蕎麦屋が2軒あります。神田須田町の「神田まつや」と猿楽町の「松翁」です。(最近は神田錦町更科も時々行きます。)

 

初めて行ったのが30数年前でしょう、年に一度二度くらい・・・最初は松翁にはまりました。色々とつまみになる料理があって、天ぷらは揚がったネタをテーブルまで一つ一つ持ってきてくれて、天ぷら屋のようだし・・・地酒も豊富で・・・勿論蕎麦も絶品・・・個人技名人芸の店で・・・さかもとこーひーも息子が入るまで個人技の店だったので・・・憧れの店でした。

 

一方神田まつやは席数も多く、昼前からずーっと繁盛していて・・・手打ち蕎麦というと朝蕎麦を打って、売り切れ仕舞いの店が多いのに・・・一日中蕎麦打っていますから、いつも打ち立て・・・丼ものも、つまみもあるけど、地酒を揃えるような店では無いです・・・チーム戦って感じです。

 

共に名店として有名ですが、個人技に憧れていた頃にはどうしても松翁に惹かれていましたが・・・二人の息子への承継を考えるようになってからはまつやのチーム作りや、クオリティの安定さの凄さに驚いています。

 

最近のミーティングで息子二人ともにさかもとこーひーの生豆のクオリティや焙煎、味の安定を言葉にしていました。ホームこーひー向けでもカフェ・レストラン向けの卸も安定が大切です。そして通販ならお昼頃の注文がその日に発送できる安定した体制も大切にしています。いつものこーひーがいつものように届く当たり前のことを基本にしています。

 

知り合いの飲食店二代目三代目の若旦那達も「変わらない味を届けられるように精進する」と言っているので・・・初代と二代目三代目の役割の違いを感じます。

 

さかもとこーひーは「ホームこーひー」を広めることを開店以来目指してきたので・・・安定したクオリティや美味しさをしっかりと届けることを大切にしていきます。もうすぐ69歳ですので、若い頃には思いもしなかったことを思うようになっています。

 

さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。