プロのつぶやき1247「紙一重の美味しさ」 | 千葉市のスペシャルティコーヒー専門店・さかもとこーひーブログ

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*千葉市中央区のコーヒー豆の店さかもとこーひーです。
*完熟した実を選別収穫した豆を、毎朝ドイツ製プロバット焙煎機で…際立った香り、爽やかな甘さになるよう焙煎して、全国に発送しています。
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プロのつぶやき1247「紙一重の美味しさ」

 

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あっという間に一月も終わりです・・・このところ朝は零下にならずにいますが、昼間が10℃超えないで寒いです、ご自愛ください。

 

今週は毎日全豪テニス観て・・・ボクシングも観てました・・・テニスとボクシングがスポーツの中で好きなんです。

 

テニスは日本人選手は敗退しましたが・・・車椅子やジュニアの若い選手が増えていて楽しみです。20代前半と後半のトップ選手が目立っていますが・・・しかし、今回は準決勝で負けてしまいましたが、36歳のジョコビッチ選手がトップを譲らず脅威を維持しています。

 

そして、車椅子テニスで小田選手が優勝、全豪ジュニアで坂本選手が優勝・・・ともに17歳、国枝選手や錦織選手の活躍に憧れた世代です、楽しみが増えました。

 

昨日はお昼から有楽町で立川談春師の芸歴40周年興行で「白井権八」「包丁」という以前から観たかった大ネタに行き・・・夕方は友人のお誘いで、3回目になる鐘ヶ淵の酒亭田中さんで絶品の焼き鳥で一杯やってきました。

 

そんなこんなで・・・テニスのグランドスラムでベスト16とベスト8やベスト4の間に線があるような感じがしています。勿論、グランドスラムに出るような選手はみんな天才なんですが・・・その中でもベスト16は凄い・・・しかしベスト8やベスト4に進む選手とは何か違いがあるような感じです。プレイの完成度と言いますか、心技体頭なんですけどね。

 

昨日の談春師でも、お正月の志の輔師でも・・・20年前30年前でも上手かったのですが・・・ここにきて、何か出来上がってきている感じです、まぁ、簡単に名人芸とも言えますが・・・。談春師は地味に直球1本やりの芸風で来て、昨日の客席との一体感は震えるほどでした。談春の60代が楽しみです。それにしても、最後の拍手は熱く凄かった、あの降り注ぐ拍手がご褒美ですねー、ファンの賞賛と期待ですね。

 

3度目の酒亭田中さんの料理も同様で・・・美味しくて繁盛しているお店はたくさんありますが・・・抜きん出ているように感じます。焼き鳥の1本1本がほ~とか、おーとか嬉しい美味しさで・・・焼き鳥の合間に出てくる一品も関心するばかり、派手なものは皆無なのに。

 

昨日は鶏白湯の白味噌仕立てが・・・出汁の白味噌のお椀とは勿論違いますが、鶏白湯を上品さが魅力になるようバランスとって記憶に残る料理でした。

 

先日、クリヤマコトさんの話しをサンクオピエのシェフとメールでしていて・・・ある有名なミュージシャンは毒がなさすぎだと、平均台を綺麗に回る感じだと・・・日本を代表する上手さなんですけど・・・ジャズには危なさや毒がないとつまらないと。

 

なるほどなぁーと・・・ただ上手なのと、何か伝わってくるものとの違いかなと思います・・・紙一重の違いなんですけどねー、その紙一重は素材でもテクニックでもない伝えたい感性なんでしょう。

 

こーひーで言えば・・・良い素材を上手に焙煎すれば飲みやすい美味しいこーひーになりますが・・・そこからお客さんの感覚をイメージして、微妙に仕上がりを整えるとグッとくる美味しさになるわけです。勿論、素材の見極めや基本的な焙煎の技術がないと話しになりませんが・・・。

 

そういう感覚はネット情報だけでは掴めないでしょう・・・長い時間をかけて実際に体験を重ねるしかないように思います。言葉やデータだけでは無い、感覚的な修練が必要なんだと思っています・・・スペックだけでは出せない魅力です。

 

それらは高級なものだけでは無くて、普段着なカジュアルなものでも通じると思っています。日常的なこーひーの美味しさをもう少し美味しく感じてもらえるように色々と頭に汗かいています。

 

さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。