日光(紫外線)を浴びることで合成されるビタミンDが欠乏すると、妊婦と胎児の骨に深刻な影響がでるだけでなく、胎児は生涯にわたって病気になりやすくなるとされています。
消化管で吸収されるカルシウムにビタミンDは必要不可欠で、ビタミンD欠乏状態の妊婦から産まれた子は20歳になった時点での骨量が低い傾向にあることが分かっています。
これは人に限らず、鳥、犬、猫などほぼ全ての動物にあてはまると思います。
ブリーダーからペットを迎える人は、その子の姿かたちや血統などだけでなく、飼育舎に窓があるか、日光浴できる環境にいるかを確認することをお勧めします。
骨には、「体を支える」、「運動する」、「脳や内臓などを保護する」、「血液を造る」、「カルシウムを貯蔵する」重要な役割があり、骨量が減ると身体のあちこちに支障が出て、生活の質が低下します。
ビタミンDは食材から十分量を摂取するのは困難です。
サプリを信用していない筆者はノーコメントですが、サプリから摂ることは可能です。
日光浴の場合、場所や時間にもよりますが、夏は15分、冬は1時間程度陽を浴びれば、必要なビタミンDは生成されます。
飼い主自身も、日焼けや皮膚がんを気にして日光を避ける生活を長年していると、高齢になったときに後悔する可能性があるので気を付けてくださいね。
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