筆者の夫は昨年末、大腸がん(ステージ2)の摘出手術を受け、退院後は再発防止目的で抗がん剤を投与しています。

 

仕事は続けながらの今3クール目ですが、副作用(冷感、しびれ、食欲不振、倦怠感など)に悩まされています。

 

また、抗がん剤の骨髄抑制作用により白血球数が基準値以下に下がるため、感染症にならないよう注意する必要があります。

 

がん患者に限らず、新型コロナウイルスや溶連菌などの脅威に晒されている我々は、白血球数を下げない生活習慣を心がけなければなりません。

 

そのためには、ストレスフリーが一番ですが、家庭や職場などの生活環境を変えない限り難しいため、せめて食生活でできることをやっていければと考えます。

 

健康増進と病気予防に役立つ食品はたくさんあり、皆さん自分とってよいと考えるもの、例えばオメガ脂肪酸、ハーブ類、ビタミン類、乳酸菌などを意識して摂っているかと思いますが、白血球数を上げる目的でいうと、生姜、ターメリック(ウコン)、ニンニクなどが有益ですね。

 

生姜は、古くから、胃腸の不具合、関節炎、やけど、高血圧、ウイルス病などの治療に使われ、血糖値とインスリン感受性を改善し、がんのリスクを減らすのに役立つとされています。

 

ターメリックは、関節炎の痛みを軽減したり、抗酸化作用により肝臓の損傷を保護したり、消化を助け血中コレステロールを減らすなどの作用があります。

 

煮物や炒め物に入れてもよいし、ご飯を炊くときに塩とバターと一緒に少々入れれば、美味しいターメリックライスになります。

 

ニンニクは、免疫力をアップさせるだけでなく、血圧やコレステロール値を下げる作用などがあります。

 

この3つの食材は、毎日の献立に無理なく取り入れることができるため、知らないうちに、「あれ?もしかして〇十年風邪ひいてない?」などと言えるくらい健康体になれるかもしれません。

 

夫の場合も、ストレスはそのままなのに、てきめんに白血球数に反映されたので、がん含む病気予防の食材として、生姜、ターメリック、ニンニクを毎日摂ることをお勧めします。

Functional bioactive compounds in ginger, turmeric, and garlic - PMC (nih.gov)


なお、人の健康に良くても動物には毒となる食材はいくつもあるので、そこは気をつけて下さいね。