米国中間選挙まで、あと1カ月になりましたね。
バイデンさんがよいとは思いませんが、人工妊娠中絶を禁止しようとしている共和党に政権を握らせることは、阻止すべきと考えます。
米国の連邦最高裁が、6月、中絶を認めない判決を出したのは、皆さんご存じと思います。
これにより、多くの州が中絶を禁止若しくは著しく制限する法律を制定しました。
その殆どは、レイプや近親相姦による妊娠や母親の生命に関わる場合以外は中絶を認めないというものですが、レイプや生命の危険は証明が難しく、レイプにより妊娠した10代の少女が出産を強制される、がん患者の妊婦が抗がん剤治療に必要な中絶を受けられないという深刻な事態も生じています。
避妊の手段、すべての人に ADB副官房長・児玉治美: 日本経済新聞 (nikkei.com)
フロリダ州では性犯罪にあった場合でも中絶できなくなる新法を巡って、法廷闘争が繰り広げられています。
こういう法律をつくる人たちは、胎児の生命を尊重し、中絶を殺人とみなしているわけです。
安易に中絶することには私も反対ですが、どんな場合でも、自分の身体をどうするかを選択できない、女性の権利を無視する法律の制定は、到底許されるものではありません。
中絶する権利が失われることで、その女性は、人生が変わってしまうだけでなく、命を失うことにも繋がりかねないのです。
強制的に妊娠させられた胎児の命を守ることを優先するか、自分の人生/命を守ることを優先するか、法律で縛られ、自分で決めることができない、こんなことあっていいはずがありません。
すみません、ちょっとエキサイトしてしまいました...
さて、ペットはどうでしょう。
ペットが妊娠したとき、中絶を選択する飼い主はいるのでしょうか。
事例としては、「散歩中や庭で放し飼いにしていたとき、よそからオス(メス)が来て交配してしまった」、「いつの間にか外に出て、帰ってきたら妊娠していた。」などがあります。
交配直後なら、ホルモン剤の投与などにより着床阻害が可能ですが、直後に妊娠に気付くことは少なく、時間が経ってからの中絶は、内科、外科ともに母体のリスクが大きいため、あまりやられていません。
人と違ってペットの場合、世話するのは飼い主ですので権利云々はないですし、リスクと負担を天秤にかけたら、負担の方が軽いため、余程の事情がない限り、中絶を選択する飼い主はいないようです。
人も身体のことを考えたら、中絶なんてしないほうがよいのは当たり前です。
女性が中絶を選択する権利をもつことは必要ですが、最も大切なことは、中絶せざるを得ない状況に陥らないよう、本人も周りも十分気を付けることだと思います。
【憧れの歯磨きにトライする歯がないワク】