顔ダニは、毛穴や皮脂腺に潜んでいるニキビダニのことで、「毛包虫」ともいいます。
顔ダニは、人の顔に400万匹くらいいるとされています。
顔ダニは、赤ちゃんの時に親から頬ずりされて、引っ越してくるそうです。
大好きなパパやママからの頬ずりが嫌いな赤ちゃんはいないでしょうから、皆さん喜んでいただいちゃってますね。
日経ネタばかりで恐縮ですが、先日の日経に、この顔ダニの記事が載っていて、20代の娘が気持ち悪いと大騒ぎしていました。
でも、この記事の主旨は「気持ち悪い」ではなく、人の顔の居心地が良すぎて、
ダニは進化するどころか後退し、絶滅の危機に瀕していて、将来、「ダニ」ではなく「人の一部」になってしまうかもしれない
というものでした。
面白いですよね。
顔ダニは、皮脂などを食べて肌をきれいにしてくれるとの説もあります。
そうは言っても、「ダニだけの問題じゃない!糞や死骸も出るし気持ち悪いから排除する!!」と一生懸命洗顔したり、反対に、「絶滅危惧種なら洗顔はできるだけしないようにしよう!」などと思う方がいるかもしれません。
でも、残念ながら、洗顔は、顔ダニにとって何の影響力もないそうです。
免疫力が低下したり、ホルモンバランスがくずれたりして、餌となる皮脂が過剰に分泌されなければ、顔ダニも異常繁殖せず、ニキビができることもないので、毎日健康で楽しく顔ダニと共存していくのがよいように私は思うのですが、いかがでしょうか。
飼い主の方はご存じと思いますが、犬猫にも毛包虫症はあります。
ニキビダニは、犬猫にも常在していますが、人と同様に、免疫力の低下などにより過剰に増えると毛包虫症を発症するとされています。
ステロイド剤の長期投与が原因で発症することも多いようです。
人も犬猫も、ニキビダニとは互いに助け合って、悪さされないよう、共存していけるといいですね。
【枝豆は自分で皮から取り出して食べるのが楽しいワク】