獣医師の男女比は、20~30代では半々で(特集1 獣医師の仕事(5):農林水産省 (maff.go.jp))、動物病院においても、今後は女性の院長が増えてくるものと思われます。

 

私が古くからお付き合いさせていただいている東京の50代の女性院長は、飼い主の方が殆ど女性なので、「イケメンのホスト的な看護師を雇えば、もっと流行るんじゃないかと思うんだけど。」などと半分真顔で言っていました。女性同士、日頃感じるものがあるようですが、私はやはり「腕」と「人柄」が重要で、性別は関係ないように思いますが如何でしょうか。

 

獣医学部の教授の話では、「最近は優秀な女子が多い。男子が負けてる。」とのことです。医学部同様、獣医学部もその傾向にあり、女性の活躍が益々期待されていますので、10年後、20年後が楽しみです。

 

50代以降の女性獣医師で自力開業している方は、私は5本の指くらいしか知りません。子育て期間中は、実家のご両親が子供の面倒をみてくれて、仕事に専念出来て、今があるようです。毎日多忙を極めた結果、離婚した方も何人か知っています。

 

今は、女性獣医師のネットワーク(一般社団法人 女性獣医師ネットワーク|公式サイト | ホーム (w-vet.net))もできて、良い環境になってきていると思います。

 

「女性の院長より男性の院長の方が安心できる。」と思われる飼い主の方は中にはいるかもしれません。動物病院は、獣医師の腕だけでなく院長や勤務医の人柄、スタッフの方々の対応、病院の設備や規模、費用、距離、待ち時間、衛生面等々を総合的にみて選ぶものでしょうし、男性院長の動物病院を選ばれるお気持ちもそのうちの一つだと思います。

 

ただ、私は、「獣医師」、「経営者」、「妻」、「母」などの2~4足のわらじを履いて頑張っている女性獣医師を同性として応援します。

 

      【ゴミ箱をあさる浮浪者ワク】